第95話  ウォーター




パーヌを出て昼過ぎになると森が多くなり死角が多くなる。


悪意・危険・監視で検索掛けておくと引っ掛かるからあまりモンスターとかは気にしてない。


今日は野営をする事になった。


午前中に聖魔法を導師が授けてくれると言い出したのだ。アル自身は聖教会の教えに興味が湧いて、行けば聖魔法を見て覚えられるかな?と思っていた。


俺が勝手に覚えて何も知らずに使うのがマジ怖いらしい。禿同だ!俺も常識知らずでやらかしそうなのが怖い。



・・・・・



野営をするのは、聖教国セントフォールの秘術を街道や街のそこら辺で教える訳にはいかないからだ。


森の深いところで教えてくれると言う。


師匠に野営場所の選定をお願いしてある。


が!見つけたので言ってみる。


「2km程森の中に大きな洞窟ありますがどうします?」

「いいじゃねーか。洞窟なら夜露も関係ない」

「導師もそこでよろしいですか?」

「ふむ、そこで構わんじゃろ」


「こっちに行きますねー、ノストリーヌを森に向かす」


森に入るといるいる!危険に引っ掛るよ。マジ一杯いる。ヤッター!ゴブリン視点初体験。長かったー!7か月以上掛かって魔物と出会うラノベはさすがに無いもんな。


これ知的生命体だよ。うさぎを突き刺す鎗使って運んでるもん。"そのうさぎの毛皮買い取るんですけど~"とゴブリン誘って、来たらキュッ!と〆て奪う。とゴブリンコントを考える。


身体強化あるからゴブリンなら勝てると思う。でも背の高さは一緒位だな。気を引き締めよう。


「この方向にゴブリン3匹、こっちに狼の親子、親1子供4」


「アル、そんなのまで分るんだな、便利だな」

「この山の麓に熊もいますね、冬眠前かな?」

「あ!オークいる、山の方にオークもいます」

「山ってあの山か?」

「そうですそうです」


「4kmありますねオークまで4km」


「やっつけますか?目指す洞窟から2.5km横にいます」


「まぁ、洞窟行ってからだな」


「はい!連れてって下さい、初めてモンスター見るんです」


「おう。生き物殺して解体させるために来たからな」


「晩飯は自分で取らないとダメですよね!」

「焦らなくてもいいよ。まだ14時だ」

「男の子じゃの!狩りは面白いからのぅ」


「モンスターって襲って来るでしょ?面白いんです?」


「何を言っとるか、お主魔法を自由に使うではないか」


「森でも魔法使って良いのです?」


「そんな魔法使いじゃ無いじゃろ?小さく制御と教えたぞ」


「あ!魔法と言ったら火球と思っちゃった(笑)」

「アル、さすがの子爵も怒るぞ(笑)」


「注意します」


そんな事を話しながら森から山に繋がる急斜面の大きな洞窟に着いた。これ入って見ると大きなヒビが入った感じの洞窟だ。冒険者も利用してるみたい。結構地面が荒れて汚い。所々に焚火跡とか何か埋めた後がある(笑)


師匠と導師が洞窟の奥の方へ入って行っちゃった。


(あ!そうか。何か居ると思ってんのか)


ちょっと考えて、大きな洞窟の横穴をホールで開けて行った。用水路技術が横面に転用されて硬く締まった十二畳程のお部屋が出来た。寒いので出入り口をの様に小さくした。


(シェル、こういうのになってみんなの寝床とかになれる?)


(なれるです)


(みんなでシェルの上で寝ちゃってもいい?)

(いいですよ)


(シェル。ちゃんと魔力食べてる?)


(もらってますよ)

(よかった)

(顕現にとてもいるです)

(そういう感じなのね)

(そうです)


天幕を床に敷いて、その上で六畳程の敷物になってもらう。


(すごく立派になった。暖かそうだよ!)

(いいです?)

(いいよ!イケてる!)

(えへへ)


そんじゃシェルの寝床に荷物を置こう。



・・・・



「こんな感じにしました」

「すごいの作ったな!」

「よく出来ておる」


「洞窟の奥に馬入れて大丈夫ですよね?」

「大丈夫じゃ」


「先にかまど作ります」


部屋の中から斜め上30度に向かって直径15cmの深い穴を未貫通で作る。外まで10mぐらい有るから10mの穴で、この位か。ホール。


良い感じで貫通しない感じに作る。


ファイアボールを圧縮してピンポン玉ほどの輝く白色にして穴に向かって撃ち込んだ。2発で貫通した。


外側から小さな穴を探してウロウロ・・・急斜面6m程上のピンポン玉なんて分かるか!とキレる。


キレてる最中に視る事を思い出す。


アホ過ぎ。と笑わないで、洞窟の中からだと穴の中に光が入って見やすいんだもん。


穴!視ーっけ!下から狙いを付けてホールをえぐり込む。雨の入らない煙道が出来た。


部屋に戻ってまたホールで煙道の下に横長の穴を作り、慣れたかまどを二個ポコッと作る。


ウォールの魔法でかまど手前に壁を作って、一度密閉してから必要な分だけ穴を開ける。薪をくべる穴を作って鍋の位置まで上げて行く。これで煙は外まで行くよねぇ。


これはどうなんだろう?ここで煮炊きしたら匂いが山の斜面登ってモンスターが来そうだな。


「煮炊きの煙を外に出すとまずいですかね?」

導師に聞いて見た。


「ん?どれ、外にか?このかまどは頑張ったのう」


「それではこうすると良い」


埋めた壁の煙道が見える様に四角の穴を開ける。


俺の腕を取り、煙道の中に魔法陣を作り出す。


「これを見ておけ、継続の魔法陣じゃ」

煙道の中に魔法陣を作り出す。


「無魔法のクリーンをここの紋に向かい発動させる」


「今クリーンを紋に発動したな?そうしたらここに魔石を置く、魔力眼で視えておるな?」


魔法陣が魔力を吸いだした。


クリーンが持続している。


「これで匂いも無く綺麗な排気が出る」

「匂いの粉など儂も見たこと無いがの(笑)」


「穴の向こうを布で塞げば冬温かいぞ」

「導師すごい!思い付きませんでした」ぺこり。


「見てみ、継続しておるじゃろ?紋から魔石の魔力を吸っているのじゃ、これが聖魔法の基本に組まれておるから良く見ておけ。同じ様に防御結界もすべてこの魔法紋で継続させられる。吸わす魔力の元は自分の魔力か魔物から魔石を取らねばならん」


このはもうクリーンで固定された。魔石を取れば魔法は終わる。魔石を置けばまたクリーンが使える。風呂を沸かすのも一緒の事じゃな。


「はい!」


「先程の魔術紋は簡単じゃ、出来るじゃろ。魔石はこれを使え」


「はい」


「ここで良いわ、やってみよ」

継続の魔法陣を作り出しクリーンを発動。そのまま魔石を置く。


「よい、出来ておるの。魔術紋Lv1になっておるの?」

「はい、覚えました」

「うむ、アルは魔法士から魔術士になったの」

「!? そういう意味があったのですね!」

「まぁ、この道の者しか知らぬでの(笑)」


「ゆくぞ、良く見ておけ。ピューリファイ」

「これが聖属性浄化の基本じゃ」


「継続紋を作って、もう一度やるぞ」

「はい!」

「魔石を置くと浄化フィールドが出来る」


「魔石を取ると消える」取って消した。


「アンデッドの居るところで継続の魔法陣と一緒に聖なる結界を張る、これが無いと穢れた場では野営出来ぬぞ」


「次じゃ、いくぞ。ピュア!」

聖属性のピュアボールが飛んでった。


「やってみ」

「ピュア! 出ました!」

「聖魔法覚えたの?」

「聖魔法付きました」


ピューリファイ単体で幕を使って浄化する。継続の魔法陣を使えば聖属性結界を張って触れたアンデットを浄化する。ピュアで単体アンデット用の飛び道具じゃ。


「次、全ての聖騎士が使う防御魔法じゃ」


「プロテク:自身の持つ防御力を編込みの緻密さと大きさで上げる、当然聖魔法じゃ。穢れの攻撃に強いぞ、これは無詠唱ならバレないと思うがの」


「プロテクト:周りの人間にプロテクをするが良く見よ、魔石を置いた吸う所とよく似た魔術紋があるじゃろ?これが教会の秘術じゃ。そこから掛けられた者より魔力を吸って自立するがダメージでは無く、時間で切れる。お主なら魔力眼で分かるじゃろ?掛け直すだけじゃ」


「儂に掛けて見よ」

「プロテクト」


「よし、さすがじゃの、どんどん行くぞ」


「ホーリーセル:魔法防御力アップじゃが凄いのは穢れを纏う者の闇属性に特化しておる」


「ホーリーセルト:周りの者に付与のホーリーセルじゃ」


「次、聖教国の戦闘に参加する司祭の魔法じゃ。おぉ、ピューリファイとピュアもそうじゃの。プロテク、プロテクトも司祭は使うが前線の騎士は切れたら自分で掛け直すでの。そういう事じゃ」


「ヒール:これは特に注意せよ。この青系のヒールは教会の者の証じゃ。ほぼこれで教会の者と確定する。使うときは気を付けよ小坊主になり切れよ。


済まぬがこれの最上位魔法はわしも見たことが無い。死者蘇生は文献のみじゃ。歴代の法王か聖女が使えると言うが儂は疑っておる。


魔法と言うのは受け継ぐものじゃ。特に魔力眼も無い者にその様な最上位を体感で再現するなど眉唾じゃ。しかし神からお主の様に受け継ぐものもいるとは思う。そんな感じじゃの」


「私はその時はネロ様の加護を見せてネロ様に授かったと言えますから大丈夫です」


「お!お主はその手があるのう! 教会の手の者にそれは効くぞい。聖教国からが来そうじゃの(笑)


にピクッと反応して苦笑い。


五要素目のイメージを見せるときは注意せよ。

特に教会は効果を良く見ておるぞ、多種多様な民族から常に最新の文化を学ぼうとするのが聖教国じゃ。


ヒールにイメージをプラスし改変すれば教会の者に感づかれるぞ。イメージの重要さも教会の上層部は知っておるはずじゃ。小坊主が使うものではない。儂のヒールを覚えたの?あれで間違いない。


儂とお主は無詠唱じゃ、ほぼすべての魔法使いは4要素で魔法を制御して師の魔法を詠唱ごと真似ておる。何百回も真似る上に師の魔法効果も知悉ちしつしておる。普通の魔法は詠唱も効果もイメージが固定されておるからの。改変するとバレるぞ。


聖教国の中は綺麗な者ばかりではない。聖教国至上主義で教会に敵対する者には、神を忘れて慈悲の無い奴もおる。重々気を付けよ。


飛ばすのは、水も光も聖もヒールは全部同じだからの」


「話がそれてしもうたの」


「ディバイン:単体の状態異常回復じゃ。現れる異常効果を元に戻す」


「ディバインサークル:麻痺、催眠、毒、穢れ、恐慌、魅了ほとんどの状態異常を神聖印により無効化する。魔力眼で良く見よ、半球状の神聖防御結界じゃ。中におれば状態異常は受け付けん。味方を状態異常から守る専門魔法じゃ。範囲ディバインを使えるのは上級司祭でも一部じゃ」


・継続の魔法陣 魔術紋Lv1

・ヒール:神聖回復魔法

・ピュア:浄化攻撃

・ピューリファイ:浄化シールド

・ディバイン:状態異常回復

・プロテク:神聖物理防御

・プロテクト:他人への神聖物理防御

・ホーリーセル:神聖魔法防御

・ホーリーセルト:他人への神聖魔法防御

・ディバインサークル:状態異常回復シールド


「よし、お主は見たら忘れぬと言ったが、今一度やってみ」


・・・・・・


「ふむ!良い!

ヒールは儂と同じに気を張ったの。それで良い!


アル、お主は上級司祭並みに魔法が出来るようになったぞ。

儂の知っておる神聖魔法はこれだけじゃ。他のは見たことが無い。まぁ逆にこれだけあれば足りるじゃろ?(笑)


見ての通り人に対する攻撃魔法は何一つない。聖騎士の身体強化と司祭のヒールが全てじゃ、危機が有れば助けてやってくれぬか。まぁヒール付きの聖騎士は充分に強いがな(笑)


教会の者は尊いぞ。闇属性の穢れの者特化の魔法が聖魔法じゃ。中には宮廷魔術師クラスが属性魔法で攻撃する者もおるが、聖魔法以外を覚える事を司祭は嫌う。異端視する者もおる。


お!忘れておったわ、お主なら悪用せんな」


ホーリーブライト:宣誓の儀専用魔法

別名:神の祝福:聖なる輝き

虹の様な七色の透き通った光が頭から降り注ぐ。


「・・・」

「教会の小坊主が出来ぬでは笑われるでな(笑)」


「これって演出の魔法も入ってますよね(笑)」

「そうじゃ、よく考えられておるじゃろ」


「なんか安っぽく見えちゃって・・・」


「何を言っておるか!皆感動して泣きよるのに」


・・・この世界、そうだったわ。


ノストリーヌから荷を下ろして塩を舐めさせてくれてる師匠に近付いた。


「お!終わったか。キリが付いたら行くか!」


「はい!行きましょう」

と言いながら、癒しのヒールで3頭を喜ばせておく。 ひひーん、ひひんと喜ぶ。



やっと冒険じゃん。嬉しい!マジ生き返って良かった。


あのの世界だ!そういうの待ってた。


喜んだ割に、そもそも何を狩ればいいのかも分かんないから師匠に聞いた。美味い不味いは有るけど、動くもの全部OKだって。


毒とかさぁ、まぁ視たらそんなのすぐ分かるけど・・・オークもゴブリンもメチャ遠くでガッカリした。


眼で動物検索。速攻で見つけたけど鳥じゃなぁ・・・あ!ヨージ鳥(稀な鳥)て出てるじゃん!あんなん?あんな鳥か!カラスの稀じゃん。(異世界語になってない)


山も横だしな。全然けど、検索掛けると山に結構いる。


これは電撃かな?高電圧で低電流のスタンガン・・・6万ボルトか。分かんねえわ、あのジジジッってのが飛んで行けばスタンガンだよな?(笑) 


鳥には十分だろ。イメージは鳥に向かって電撃一直線な感じか。良く見て鳥に向かうぞ電撃君。たぁ!「パチン!」と音が鳴って落ちて来た!やったぜ!落ちてくるとデカイ鳥だ。トンビ位あるぞ。


しかし最初のファイアボールと一緒で編込みもクソもねぇな。五要素のイメージ一本で出すってのもどうなんだ(笑) 日本のサブカルチャーハンパない。


ヨージ鳥、ヨージ鳥。あっちに居るな。イノシシとかいないかな? 視えた。もう一丁・・・「パチン!」うほほ!また取れた。大きいから二羽居たらいいか、デカイし食べるのは三人だしな。


師匠を視た。ウサギ追ってる、身体強化ああやってか。さすが!


ウサギで検索すると斜め後ろの方向に居る。ちょっと試してみようと釘バットを出し、伸びてウサギを刺す。をイメージして振り向きもせずにバットに発動掛けた。


考えてたのと違ったけど、方向性はイメージ通りだった。バットが細くなってホーミングミサイルみたいにウサギを追撃すると思ったら違った。


バットの釘が一本だけ伸びて刺した。ウサギが逃げるもクソも思った瞬間に刺さってる。どゆこと?概念だから?


刺した後にバットまで釘とうさぎが戻って来る。

このバット凄いな。64本までトゲが伸びるって事か。クソ怖いわ!死刑執行人か!


これ3人じゃ食べきれないな。充分だ。あ!キノコと山菜で検索掛けて採って行こう。


ヨージ鳥と野兎、山菜を山ほど持って広場に戻る。師匠も野兎を二匹採っていた。大きな鳥を二羽持ってるのを見て褒められた。師匠に捌き方を教えて貰う。師匠の手際が良すぎて、付いていくのが必死だ。


毛皮のある動物なら毛とか気にせずに剥けるから楽。ウサギは内臓抜くのに1分掛かってない(笑) 内臓傷付けずに血抜きに注意したら大丈夫だって。


内臓とか忌避感あったけど、見慣れた肉になってしまうと美味しそう。鳥は痺れてるだけで生きてたので上手に血抜きすると高値になるらしい。


鳥は血抜きして煮込んで毟って捌いて焼いてやっと食べられるから夕方から捌くのは大変なんだってさ。師匠が〆てすぐインベントリに入れた。


ハーブと一緒に塩コショウで焼いてソテーの一品だ。この世界の胡椒は瓶入りのラーメンに入れる細かい粒子のアレではない。胡椒の実そのままである。実を袋から出して潰して使う。高級品だが一人一泊小金貨で泊まる一行には関係ない。


パンと山菜スープとソテー。十分豪華な夕食だった。



導師が包んで貰った高級な葡萄酒を師匠とやっている。大壺50個分だしな。大壺(30cm位)中壺(20cm)小壺(10cm)


(ワインかも知んないんだけど、俺的にワインの超濃くした葡萄の酒だ、葡萄酒と呼んでいる。貴族はそれを飲む、平民はエール(ビール)か蜂蜜酒だ)


また余計な一泊しちゃったなぁ。まぁ俺のために泊まって聖魔法を教えてくれたんだけど、このペースだと2か月どころか年越えそうだ。二週間でうちの領出て無いんだもん・・・



    あ!



「導師!大変です!」

「なんじゃ?慌てて」


「このペースだと、キャンディル領は雪になって、根菜の成長促進もクソも無くなってしまいます」


「「あ!」」


「老師!急がないと」

「そうじゃ!急ぐぞ!」


「急いでも無理です(笑) 転移Lvを上げますから馬と荷物持ってキャンディル領まで跳びましょう!」


「お!そうか!それなら間に合うの」


「あの、明日にヘクトの執政官の所へ行き、該当の借金奴隷の解放を行った後キャンディルに跳びましょう。ヘクトの悪人を知ってしまったら仕方ないですが・・・」


「良いのか!かたじけない。すまぬの」


「次のヘルメラース伯爵領の悪人や農民はどうでもいいので、キャンディル領から助けないと。まず食べ物!そして悪人を倒しましょう。ヘルメラース領は帰りに余裕持って遊びながらでいいですよね?寒かったら、そのままロスレーンでいいし」


アルも日程無いから無茶苦茶だ。悪人、農民どうでもいい言う。遊びながら言う。伯爵領は孫の権限が無い、これまで以上に面倒臭い事になると思っている。


「良い!すまぬの!」(良い言う)


「ヘルメラース領で知ると面倒なので、ヘクトからそのままキャンディルへ跳ぶと。そういうことで!」(知ると面倒言う)


「そうじゃな」(そのまま流す)



転移 Lv1 100m SP5

転移 Lv2 1km SP10

ーーーーーーーーーーーーーー

転移 Lv3 10km SP15  ↓

転移 Lv4 100km SP20

転移 Lv5 1000km SP25

転移 Lv6 10000km SP30

       追加SP SP90



「いっその事ロスレーンとキャンディルどころかコルアーノ王国全土、行った事ある所なら飛べる様にしておきます」


「アルよ。すまぬのう」


「何言ってんですか。聖魔法全部授けたくせに(笑)」

「それはそうじゃが。文献にも無い魔法じゃからの」


「無いんですか?これ?」

「聞いたことすらないわ」


「そんじゃ、この世界で導師だけの魔法ですね」

ガンダルフがニヤけてモジモジ晒すな!



「そうだ!導師だけじゃ不公平だから師匠も!」



「俺も!?」と言いながら浮足立つ師匠。


「魔爪根、気に入ってますよね。」



魔爪根Lv7 40cm>50cm>60cm>70cm  

 (爪から伸びる魔力の刃) 追加SP125



「師匠、長いの見たいのでオマケしときました」

「そっか、アル。ありがとう!」


「気に入ってくれて私も嬉しかったので」


「ちょっと、あっちで出してみるな!」


師匠まっしぐら!


「うおぉーーーー!たぁぁーー!」

丸尾君かお前は。


洞窟に反響してスゴイ叫びになっている。


酒飲んで暴れ回る。叫んで振り回しまくる。


強さに振り回さ・・・アルの顔に縦線。


ターミ危ねぇんじゃ?すぐ飲むし。

さっきもガンダに酒やろうと出せ言うし。


あの酒も理由付けてガンダから取り上げておこう。


「恐ろしいシルエットじゃのう・・・」

「蹴りの時足からも出てますね・・・」


魔獣のスキルで師匠が悪魔になっている。



  が生まれた。





次回 96話  山男再び!  

--------------



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