応援コメント

第13話 強き花々」への応援コメント

  • 豊富な知識によるジェネレーションギャップ描写にはじまり、アイドルとして覚悟を決めて取り組む姿は熱くて楽しめました。軍人とアイドルという全然違う題材を上手く組み合わせる腕が見事です。
    終盤、伏線回収しての盛り上がりが最高でした。

    作者からの返信

    ここまでお読み頂きありがとうございました!
    日に日に進んでいく応援通知を嬉しく眺めておりました。
    軍人とアイドルのギャップ、伏線の配置と回収、ともに当時強い思い入れを持って取り組んでいましたので、お気に召して頂けて大変光栄です。

  • 第一部、素晴らしかったです。明朗な読み口なのに設定などの骨組みは重厚で、随所から板野さんの博識さが感じられ、楽しませていただきました。アイドル、ミリタリーは未知の分野でしたが、知らない読者でも楽しめるように用語解説もあり作中でもその都度かみ砕いてくださっていたので、するすると読み進めることができました。

    どんな時代でも、どんな環境でも、そして男女の違いはあっても懸命に命を燃やしているひとの生き様は胸を打つものです。苦境にあっても胸を張って進み続けるアイドルたちの美しさが読了後もきらきらとこの心に残っています。
    私にとっても良い刺激となりました。

    激熱の物語を、ありがとうございました!!

    作者からの返信

    ここまでお読み頂きありがとうございました。この数日、自分でも本作を読み返し、本作のために海軍の資料を読み漁ったり、アイドルグループの史実と符合するように話の構成を考えたり……と頑張っていた当時の記憶を思い返していました。
    当時目の前におられなかった夢見里さんが、数年の時を経て読んで下さったことで……「一度完成させた作品は後年でも読んでもらえる資産になる」という当たり前の事実を今になって実感しています。

    今の私は到底、本作のモデルのアイドル達に胸を張れる創作者たりえてはいませんが……しかし、少なくとも過去の自分はこういうものを書ける人間だったのだということは、今後も忘れずにいたいと思います。

  • 綺麗にまとまっていて素晴らしい一章でした。
    二章への引きも、同じ境遇の他人が出てくる、という王道。
    後半の盛り上がりも途中で失速することなくラストまで展開が進み、読んでいて気持ちが良かったです。

    作者からの返信

    一気に再読して下さってありがとうございます!
    この第一章終盤の流れは自分でも実力以上のものが出たと得心してますので、気持ち良いと言って頂けて嬉しいです。

  • 素晴らしい第一部でした。最初こそ昭和軍人がアイドルになるとかどうなのよと思っていましたが、指宿閣下に憧れて本気でアイドル業に取り組み、指宿閣下のスキャンダルを知って幻滅し、しかし持ち前の義理堅さで踏みとどまり、そしてついに知った真実を前に強大な敵に恐れず立ち向かい、軍人として得たスキルを惜しげも無く使って勝利を掴む、まったく想像もしていなかった胸アツ展開に心揺さぶられました。


    気になったのは、ナナとしての記憶も無しにここまで普通に溶け込めるものだろうか、という一点です。ライバルであるチームメイトまではなんとか誤魔化せても、直接会わずに電話で話しただけの親は判断材料が声だけなので話し方が違うとさすがに違和感を感じるはず。親には記憶喪失という設定は伝えて然るべき、というか未成年ですから普通に病院からマネージャーより先に親に知らせがいき、大量の睡眠薬を飲んで自殺を図り一命は取り留めたものの意識障害があるという医者の所見は伝えられているはずなのでナナに対する親の反応にちょっと首を傾げました。

    作者からの返信

    ここまでお読み頂きありがとうございました!
    ストーリーや伏線回収の過程を丹念に追って下さったので、私も執筆当時の感情を思い出して楽しくなりました。

    ナナの親との関係は、仰る通り、今思えば設定の詰めが甘かったですね……。主人公の親は身近にいないもの、放任主義なもの、というライトノベル的ご都合主義に逃げてしまった感は否めません。
    今後、別作品に活かすべき課題として胸に留めておきます。