冒頭の雷撃戦、米軍の反跳爆撃、空戦シーンの描写からしてリアリティが高くて、舞台のモデルはミッドウェイ海戦以降のニューギニアあたりかなーなどと想像しながら読んでいました。
大戦中に戦死した堅物主人公が現代へTS転生してアイドルとしての活躍するという、ともすれば薄っぺらくなりそうな設定に私自身、読む前はあまり期待していませんでした。
しかし、冒頭シーンで認識を改め、このページまで読んだ時点で作者の深い調査に感心しました。歴史背景を深く掘り下げて調査された結果として物語そのものが説得力のある無理のないものになっていると感じました。
こういう綿密な調査に裏打ちされたリアリティのある世界観は大好物です。引き続き読み進めていきたいと思います。
作者からの返信
丁寧に作品を読み込んで下さり、また身に余るお褒めの言葉もありがとうございます。知識のある方にそのように仰って頂けると、調査を頑張った甲斐があり大変嬉しいです。
海軍とアイドルという私の好きな要素を組み合わせた一作として、私自身も本作には強い思い入れがございますので、ぜひ続きもお楽しみ頂けますと幸甚の至りです。
編集済
勉強になります。
飛羽さんの口調なので頭に入りやすいですね。
貴様はそのむかし、敬意をこめて呼ぶときの二人称だったと聴いたことがあります。武家の書簡でつかわれていたとか。
貴公とかもそうですよね。
むかしの世界観で「貴公」を目上のひとにつかったとき「格下の相手につかう二人称ですよ」ですよと指摘され、悩んだ経験があります。
それにしてもすごい知識量。頭がさがります。
作者からの返信
元は敬意表現だったものが時を経て逆になっていくのは普遍的な現象のようで、「現代日本語には目上の相手に使える二人称代名詞がない」(「あなた」すら本当に目上の人には使わない)と言われることもありますね。かわりに社長とか先生とか立場で呼ぶという……。
恐縮です、多分私は仕入れた知識を横流しすること自体が好きなのです。