次章予告


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「あの子も可哀想になあ。新潟なんかに行かされて」


「NGT48劇場の完成は、未だメドが立っておりません」


「二〇一六年、欅坂けやきざか46は日本のアイドルシーンを席巻する!」


「スキャンダルメンバーの流刑地としては最適だっただろ」


「……新潟は、始まる前から終わったな」



 ◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆



「残りの十名は研究生として活動することになります」


「どうして簡単に辞めるなんて言えるの!? わたし達が、どれだけの子の無念を踏み台にしてきたかわかってるの!?」


「ソニーは全リソースを欅坂に集中させてきた。一気に売り出すつもりだ」


「わざわざ総選挙を新潟開催にしといて、ランクインはたった一人かよ」


「どこかの石油王でも味方に付けない限り無理だろ。だから素直に札幌か広島あたりにしとけばよかったんだよ」


「いつになるのかな、わたし達のデビューシングル……」



 ◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆



「欅はもう三枚もCDを出してるっていうのに。NGTは48グループ史上最大の黒歴史になったな」


「……わたし達は可愛い。わたし達は出来る」


「アイドルグループとして成功する未来が見えないんだよなあ……」


「それでも信じて飛ぶしかない。里英さんとゆきりんさんと、この街のみんながくれた翼が本物だと信じて!」



 ◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆



「新潟から全国へ、朱鷺のように羽ばたけますように――」



 ◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆



『#ProjectTOKI ~新潟にアイドルの輝きを~』


 第一章 NGT48飛翔編


 ――COMING SOON!


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