七夕♡おまけ
〈アスカ視点〉
午前中の処方箋チェックに三好先生が来ていると
「三好先生いる?」と
笑いながら相馬先生が入ってきて
三好先生は少し怪訝な顔で
「なんだ?」と相馬先生に顔を向けた…
ソウマ「いや!笑
キミの枯れ果ててた彼女が可愛くて!笑」
ミヨシ「・・・・・・・」
ソウマ「今日、何の日か知ってます?笑」
相馬先生の質問に三好先生は少し顔を歪めていて
何の事だか分からないようだが
俺は昨日の夜、大智から聞いた話を思い出して
「あぁ…」と笑いが出た…
ミヨシ「・・・・なんだ?」
俺の小さな笑いに気づいた三好先生は
不機嫌な顔でコッチを見ている…
ソウマ「なにか知ってるんだね?笑
三好先生!今日は七夕なんですよ!」
ミヨシ「・・・七夕?」
ソウマ「そうなんですよ!!
結愛君は昨日から今日雨が降らないか
ずっと心配して窓の外を眺めてるんですよ!笑」
ミヨシ「・・・それが・・なんだ?」
ミヨシ「あのバレンタインに興味を示さなかった
枯れた結愛君が、織姫と彦星が逢えなくて
可哀想だから晴れてほしいって言うんですよ!笑」
ミヨシ「はっ??」
意味が分かっていない三好先生は
一人で盛り上がって笑っている相馬先生を
冷めたような目で見ていて
少し不憫に思い、口を出した
アスカ「・・日曜日からずっと七夕の絵本を
見てるらしいですよ…結愛ちゃん…」
ミヨシ「・・・絵本?」
アスカ「はい…笑
その絵本の彦星が…
結愛ちゃんのお兄さんいわく似てるそうです…」
ソウマ「あぁ…なるほどねぇ…笑」
ミヨシ「・・・何がなるほどなんだ?」
アスカ「・・・・三好先生に似てるらしいです…」
三好先生はしばらく黙ったまま立っていると
横で冷やかす相馬先生を無視しながら
処方箋チェックを再開しだした…
お昼の休憩室に三好先生の姿はなく
どうしたんだろうと思っているといると
午前中の時とは違って
怒った相馬先生が
「三好先生いる?」と入って来た…
ソウマ「僕の神聖な診察室を
デート場所に使うのやめてもらえるかな!」
♡おまけfin♡
不機嫌な三好先生… みゅー @myu0226
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