〈ユア視点〉








三好先生と同じように少し不機嫌に聞いてくる

相馬先生に(また?)と思いながら

佐々木さんと三好先生から貰った話をすると

相馬先生は急に笑い出した





ソウマ「結愛君!君はヤッパリ枯れてますよ!笑」




「え??」



 

ソウマ「君は本当に女の子ですか?

  三好先生が少し不備になりましたよ…」





相馬先生の話しでは

ホワイトデーのお返しには意味があるらしい…



マシュマロは…貴女を好きではありません


クッキーは…貴女はお友達です


キャンディは…貴女が好きです


そして、マカロンは…


 



ソウマ「貴女は特別です・・

    三好先生がそんな事をするなんてねー?笑」




「・・・相馬先生…診察時間までには戻ります」





私は診察室を飛び出して

三好先生の診察室へと向かった…




先生が診察室にいるのが見えて壁をノックしてみるが…

振り返りもしないし、返事もしてくれない…





「・・・・三好先生…」




ミヨシ「・・・・・・・」




「・・・入っちゃ…ダメですか?」




ミヨシ「・・・・・・・」




「・・・・・戻ります」





返事をしてくれない三好先生に諦めてそう言うと

「入れ」と不機嫌な声で言われ

「失礼します」と言って扉を閉めてから

先生の近くまで歩いていった





「・・・マカロン…凄く嬉しいです」




ミヨシ「・・・・・・・」





三好先生は紹介状を書いていて

返事どころかコッチを向いてもくれない…



 


( 結構、機嫌悪いな… )





「週末…先生の家で一緒に食べたいです…」





ミヨシ「・・・・・・」





「・・・・どーしたら機嫌直してくれるんですか?」





ミヨシ「・・・作って来い…」





「え??」





ミヨシ「・・・手作りのチョコ…作って来たら許す」





そう言うとやっと

顔を上げてコッチを見てくれた…





「・・・先生って・・可愛いですね?笑」




ミヨシ「あ”っ?」





三好先生は更に不機嫌になったけど

週末に手作りのガトーショコラを作っていくと

やっと機嫌を直してくれた…


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