〈ユア視点〉






初めて食べるモンジャ焼きは独特の味で…

すっごく美味しいわけではないけど

また一口欲しいみたいに

中毒性のある食べ物だった





ミヨシ「どうだ?」




「不思議です!

  ダラダラといつまでも食べれそうです!」




ミヨシ「そうか、俺のお好み焼きも少し食べるか?」




「・・・いえ、大丈夫です」




ミヨシ「なんだ?」




「次来た時の楽しみにします」




ミヨシ「ふっ・・そうしろ」





最初このお店に入った時はビックリした…

「お前に似合う店」が…

まぁーこんな見た目だったし…

女友達とだと絶対に入らないだろうし

今までの彼氏とデートで行ったお店とも

全然違った雰囲気のお店だったから





職場の上司にあたる三好先生と

二人だけでの食事は

多少…緊張をしていたけど

お店の雰囲気もあってか、思ってたよりも

リラックスして食べることができた



(モンジャ焼きも気に入ったし)




「三好先生…ここは、いいお店ですね?」





と笑って言うと「だろ?」と

先生も笑いながら食事を続けていた





ミヨシ「選り好みの激しいお前の

  お眼鏡に適ったんならよかったよ」

 



「飲み物だけですよ…」




ミヨシ「泣いて言ってたもんな?ス○バがないって」




「忘れてくださいよ…」




ミヨシ「隣町にタリー○やド○ールはあるだろうが」




「・・・なんか違いますもん…」




ミヨシ「は?」




「こう…・・・ス○バは特別なんです」




ミヨシ「・・・缶コーヒーが飲めねーって言った時は

  舌が超えてんのかと思ったが…

  ただス○バのブランド名が好きなだけかよ?」




「ちゃんと美味しいですもん…」




ミヨシ「味はさほど変わんねーだろが?」




「・・・一途なんですよ…」




ミヨシ「一途ね…」




「三好先生みたいにアレもコレも飲めないんです」




ミヨシ「・・・俺は意外と一途だぞ」




「いつもデスクの上に

 色んな飲み物が沢山並んでますよ?」




ミヨシ「・・・女に対しては一途だ」




「・・え?」




ミヨシ「そろそろ混み合ってくるからサッサと食え」





白衣じゃない私服姿の

三好先生はいつもと違って見えるし…

普段はこんな話もしないから…

私の中で先生に対する印象が

少し…変わった日曜日だった…





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