第23話 ランクアップ!
ランクアップ!
あれから一週間ほどが過ぎた。
ちなみに、この世界の一週間は6日間、日曜、月曜、火曜、水曜、風曜、土曜である。
地球の七曜は、陰陽と風水で構成されているので、風水の五行の木火土水金に陰陽の陰と陽を象徴する月と日で七日間。
ではこの世界と言うか、惑星?
ではどう解釈して居るのだろう。
六日で風が六陽に入ってるという事は、属性的な事を想像してしまう、所謂ロールプレイングゲームなどに出て来る魔法等に利用された属性と言う概念が頭に浮かんでしまう、この辺の知識の偏りに左右されないように検証せねば成らないだろう。
ってかそう考えちゃうとますます魔法が無いのが不思議なんだよね・・・
おっと脱線した。
あれから毎日、採集や雑用的な依頼を熟して高評価を受け続けたおかげで異例の速さで昇格する事が決まった、Eランクになったのだ。
これで、タイタンズと一緒に行動をしたとすれば討伐クエストも受領が可能だ、でも私は彼らとも一緒に行動をするつもりは無いのだ。
何故ならば、色々と私はチートだからね。
そして採集のついでに集めたいろんな鉱石や素材になる樹木や草などを大分貯め込んだお陰で、義手とそれを動かす為に必要になる電脳の試作とか、解毒や他のポーションが秘かに間もなく完成する予定だ。
だけどやっぱり研究室が欲しいなぁ、この際だからしばらく冒険者活動に重心を集中してお金稼いでどっかに中古の家でも買っちゃおうかな。
私のペースでならランクアップもそんなに時間掛からないと思うし、討伐クエストを受けるようになったらそれこそ間に合わせで作った銃では無くてこの間新たに作った多連装自動装填式グレネードランチャーや、焼夷弾を撃てるミニ・ガンでどうとでもなる。
ミニ・ガンと言うのは、腰溜めで撃てる小さめの口径のガトリング・ガンの事だよ。
小さめと言っても、11.5㎜ライフル弾で作っちゃったので非力な人には扱えないと思う。
(*ライフル弾と言うのは火薬量を増やして貫通力やパンチ力を上げる為に弾丸の径よりも大きい径の薬莢を使う弾丸の事。)
だけど実弾だとこの位の威力の強い物で無いと多分ある程度の大きさの魔物には通用しないと思うんだよね。
なんたって9㎜パラベラム(ライフル弾とは逆で弾丸と同じ内径の薬莢を使うタイプ、拳銃弾)程度だと、地球のヒグマ程度でも豆鉄砲みたいな感じで弾かれちゃう、なんなら正面から直撃させたらぐにゃっと変形した銃弾がポトポト地面に落ちるほどに効かないんだよね。
ちょっと痛い程度だろうから向こうがキレちゃったら突進されて一貫の終わりだ。
この世界では普通の動物が魔素を取り込んで変質した魔物が居るのだから、間違い無くオリジナルより強くなってる筈なので、ネックダウンしたライフル弾型の薬莢で撃ち出す大口径は絶対に必要だろう。
それでも上位の魔物には銃弾ごときじゃ効かない可能性も高いし、象型の魔物でも出た日には象撃ち専用のグレイザーセイフティースラグをショットガンで実装しても倒せないんじゃないかな。
やっぱり魔物は圧倒的に体が強いので、魔法とか在りそうなんだけどな。
無いのは少し納得が行かないのでもっと調べたい、その為に旅をする事も考えている。
もしかすると他の大陸では魔法が普通に使われて居るかもしれないしね、記録した書物やらが、羊皮紙が高価すぎる為に無いだけで。
下手にすると魔法を扱う種族だか一族だかによって徹底的に秘匿がされて居て、何らかの手段で完全に隠蔽されて居るとかってこともあるのかも知れない、やっぱハイエルフとか秘匿してそうだよな。
C級に上がったら早々に、修行とか言って旅に出るのも検討しておこう。
しかしまだ私はやっとランクEに上がったばかりだ。
さて、この後どうやってランクを上げようか・・・
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