第6話 どんぐり

山道で関所に引っかかった。狸が通せんぼしているだけだが、竹槍など持っていて勇ましい。通行料がいるという。通貨はどんぐり。さっき麓で拾ったどんぐりを出したが、虫食いでイマイチだという。栗ご飯を分けると、あっという間にそれを持って行ってしまった。帰り道、狸は松茸山を教えてくれた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る