第9話


やぁ!記憶が戻って半年の、ルートリアだよ!



母からの手紙は来ませんでした。一応届けはしたらしいんです。



自分の息子がネグレクトされてるって、母にはスルー案件なんでしょうか?味方が居ません。




というわけで。




「ルートリアは味方募集中!我こそは!というかたあーつーまーれー」




ビシッと人差し指を立てて、天を指差すと……………ワラワラ集まってくるカラフルな光。



そう、愛し子解禁でございます!



まぁ、結構前から見えてましたけど。一緒にラジオ体操する仲ですよ。




離れに認識阻害をかけてくれましたよ。こっそり畑作ったりしてますよ。



なお、畑は畑ガチ勢の植物系精霊が担当で、手伝わせてはくれません。



お喋りメイド達はいつの間にか居なくなり、離れにはメイドお嬢さんと執事しか居ません。



でも、家事妖精がひょっこり釣れて、離れの邸は快適です。



執事はね、同じ給料もらうなら離れのほうが精神的にも楽だって気が付いてから、真面目に執事やってます。盗んだお金は僕の服にして、盗んでないことにしたらしい。




まぁ、妖精や精霊が集まって快適空間を作り始めたから。小規模聖域みたいになってるらしい。



うん、まぁ、協力してくれるなら庭を自由に変えていいとは言ったけど…………精霊樹やら上薬草やら月光華やら珍しい草花オンパレード。




僕、三歳だから珍しいとかわかんない!ということにしました。


よろしくお願いします。

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