第8話
まったく、頭の悪い人達ばかりで困ります。まぁ、執事的には三歳だからわからないと思ってたらしい。
そこは、うん。仕方ないとこあります。
因みに、僕が突然身綺麗になったことに執事もメイドも疑問を抱かなかったらしい。
執事はメイドがどうにかしたと思い、メイドは執事がどうにかしたと思った。とのこと。
ほうれんそう!
出来てないのは僕に都合が良かったです。ありがとうございます。
とりあえず、将来の自分が大事なら今すぐ食事をどうにかしろと執事を脅して、父達は母が落ち着いてから処理することにしました。
はぁ、記憶が戻ってから一ヶ月、ようやくまともな食事になりそうです。
最低限、不味い食事が出てこない日本の記憶が恨みを大きくしました。コック、お前は許さんからな!許さんからな!水煮の恨み!思い知るといい!
因みに、執事は男爵家の三男、メイドは商家の三女だそうです。メイドの伝手を使って母には現状の手紙を出しました。
まぁ、届けばいいな?程度です。はい。
さぁて、いったいどうなるか、楽しみです。
来る日のために、ラジオ体操をやります。音楽を口ずさみながらやれば喋りの練習にもなります。一石二鳥。
いくら魔法が使えても、まだまだ三歳ですからね。大人数人にこられたらヤバい気がします。
完全犯罪できればいいですけど、暴力沙汰という貴族的に醜聞広めてまでアホの相手したくないです。
まぁ、あのアホどもは存在が醜聞なんですけどね!
おい執事!平民連れて父が社交パーティー出てるとか初耳だけど!?笑い者にするために呼んで、意図に気が付かない父に呼んだ側がドン引きしたとか恥ずかしすぎる!
それで呼ばれなくなったのを公爵家の妨害とか……………公爵家、父を暗殺してくれませんかね?お願いします。
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