第6話


さて、精霊と愛し子だが………普通にファンタジー小説だった。



愛し子は精霊が見えたり、精霊と会話できたりするらしい。



最初からそうではないし、愛し子だったのに気が付かず過ごす場合もあるらしい。



何故か………精霊が気に入った存在に限り、かつ見たい!話したい!と思った時に見たり会話できたりするからだ。



………どうしようか?




周りの皆には見えない存在に話しかけている僕、客観的に見て頭おかしい子みたい。



よし、保留!



さて、次は王国の成り立ちかなぁ………



初代国王は、天人とかいう天使っぽいやつだった。



群雄割拠の時代に、憂いた女神が使わした人類の統治者。らしい。



本当かな?今の王家はその子孫だとかいうけど、もうすでに血も薄まってただの人間ですよ。



………はい、神聖魔法とか、使ってたと記載があります。



見なかったことにしました。よろしくお願いします。



ステータスの種族のクエスチョンが(天人)に変化しました。持ち主の知識で変化するタイプだと!?ややこしい!



はぁ………



さて、法律や貴族名鑑です!大本命!



わーい、やっぱり結婚してない相手との子供は庶子で、継承権はない!しかも、未来で結婚しても結婚してない段階で作った子供は全て庶子!継承権無し!僕しか勝たない!




………あれ?なんかこれ、うわぁヤバい!何がヤバいって、僕の父のアホさ加減がヤバい!




貴族名鑑の、アンバー伯爵家当主の名前が………母です。ありがとうございます。父終了のお知らせです。

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