38話 本性
春と美帆?が戦っている。こんな光景見たくなかった。お願い、美帆...目を覚ましてよ。
血まみれになりながらも雫を守る春。
「なあ、美帆...親友の話、聞いて...あげてよ。俺の好きな親友...のさ...なあ、聞こえてん...だろ?」
美帆?は少し動揺したように、雫は感じた。美帆の本心はいまだに抵抗している。それでもまだ彼女は目を覚まさない。雫は春を浮かせ、遠くへ優しく飛ばした。
「おい!雫!...」
「ん〜❤︎どしたのかな?殺されたにの〜?」
思いっきり、持っていたナイフを構え、雫に切り掛かる。
「残念だけど、美帆を返してもらうわ!」
そのナイフを避け、彼女の胸に手を当てた。かつて春の中のDEADを吸い寄せたように、美帆の魂を吸い寄せる。
▪︎
「まま〜!!ぱぱ〜!!だっこして〜」
かつての私。なんて懐かしい光景なんだろ。この頃のお父さんは輝いていたのに。今は何者かに憑かれたようにどこか狂気を感じる。私もああなってしまうのかと怖くなってしまう。お母さんさえいれば...お父さんを救えたの?
『美帆〜〜!!!!!』
親友の声が聞こえる。ごめんね、かつての私、お父さんに縛られていた私。私は一人で生きていく。いや、正確には...
白く辺りを光り輝かせた。心臓の音が聞こえる。
『わたしはSHINE。あなたの人格を乗っ取った別人格よ。正直、もうこれ以上殺したくないわ。だって、泣き虫なあなたを見ていると殺す気がなくなるもん』
「...ありがと」
『ふふ、変な子♪じゃあね、割と楽しかったわ』
美帆の中にいた別人格は跡形もなく消えてしまった。
そして、美帆は目を覚ました。
「美帆〜!!!」
泣きまくる親友、ボロボロになりながらも見守る親友の彼氏。
「ありが..とう!!雫!!!」
泣きまくった二人。そして...
▪︎
思い出したように、美帆は一心やその他の連中を手にかけてしまったことを思い出す。
「...雫、お願い、一心くんを助けて」
「もちろん!!美帆の好きな人だもんね」
美帆は顔を赤らめる。
「春は大丈夫?」
「ああ、大丈夫。いつか来るWデートのためにならまだいける」
ついに始まる、最終決戦。一心を絶対に救ける。
場面が変わって、アジト最終部。
ポトッ、ポトッ...腹部から出る血。そして、頭部から出る血。
「君たちは謀反か?」
「いや、謀反じゃねえ...感情をコントロールしたのさ、英樹さんの研究道具によってな...」
「あの野郎、隠し玉をずっと持っていたわけか...」
「ああ、ズル賢いヤツだぜ......」
一心は倒れてしまった。
「ふふふ...ふはははは、君には俺を倒せない!そんな道具は俺が使ってこそだ。お前には早かったんだよ」
感情コントロール機を手に取り、育成者らに一心を撃たせ、彼らも自害させた。
「...SHINEめ、自我を持ち始めたか...まあ良い、このボタンを押すだけで世界の経済は狂い、ICTも狂い出し、人が多く死ぬ。この先生きていくべき人間はサバイバルを生き残る者だけだ!!」
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