春の章
壱
古くから多くの人々、豪族によって
一つ足を踏み出せば、砂糖の甘い誘惑。こだわりのお茶の豊かな香りが広がる。
「はい!お待ちどうさまです。甘味処・玉月こだわりの緑茶。
少女は円形のお盆に乗せた緑茶と大きなあんみつを客の前に持ってくる。
「お~。これだよ!!これ~」
白髪混じりの男性客のもとへ注文をしていたものを置いた。
「ご注文は以上でよろしいですか?」
「大丈夫だよ」
「それでは、ごゆっくり」
「ありがとう。たまちゃん」
彼女はこの店で働く
本当の店主は、玉穂の父。だが、彼は今海外に出ている。
しかし、玉穂が店主として責任を負うということのは、未成年の彼女には背負いきれない重役。
なので、甘味処・白月は、玉穂以外にも、従業員が三人が働いているのだ。
店の大きさは、そこまで大きくはないので、玉穂を含めた四人で店を営めるのだ。
「ふー。終わった~!」
「たまちゃん。おつかれー!ねぇ。帰りにうどん、食べてかない?」
「いいよ~」
そして、玉穂は明日も店の経営に勤しむのだった。
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