しらたま物語 -白月玉穂の章- 【短編版】
忽那 和音
プロローグ
六百年以上前から城と寺。
そして、神社が共存し、栄えてきた町。
それは、町が碁盤の目のように、建物が連なっている。
この町は、東西の真ん中に南から北へ向かう大きな道。
現在は、
そして、南北を真ん中に、西から東にかけて、稲荷餅のもう一つの大路がある。
それが、
その内の一つ。
北東地区に、この物語の主人公。
店の
彼女の経営の一日であった。
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