少し嫌な休日
今日は優さんと母さんは2人で出かけているため家には2人。
伊織と康介とランニングの約束をしていた。
パジャマから着替え財布とスマホを持ち玄関に向かった。
「誠也、どこか行くの?」
リビングから希空の声が聞こえた。
「あぁ、伊織達とランニングに行こうかなって。」
「なんか、仲良くなったよね。」
そう言うと希空はテレビを切り2階に向かった。
「私も行く。」
希空は部屋に入った。
数分後に着替えた希空が出てきた。
「行こっか!」
「あぁ。」
外に出た。
近くの公園で走ることにした。
「希空のペースには合わせないから。」
希空を置いていき走り出し、なれてないのか追いつこうとして焦っている。
「希空、俺に合わせずにゆっくり走れよ。」
少し止まって給水させた。
「ついていくからいいよ。」
希空がそう言ったので走り出した。
少し向こうに伊織達が見えた。
「伊織達居たから行くな。」
「う、うん分かった。」
向こうから茉陽が来たので希空の事を話し伊織達と合流した。
「おはよう。」
「おはっす、希空ちゃん大丈夫?」
伊織は音楽を聞きながら待っている。
康介は希空と茉陽を見ている。
「あぁ、走りなれてないようだ。」
康介と伊織は希空の心配をしながら走り出した。
茉陽と希空が後ろから着いてきていた。
「誠也はいつも走ってるのか?」
「いや、全然。」
伊織はいつもなら声をかけてくるが、音楽を聞いてるせいか無言だ。
「なぁ誠也、今から知り合い来るんだが、いいか?」
「あぁ、良いぞ。」
その後5週した後にベンチで待っていた。
伊織の知り合いが公園に来たが...
俺は相手を見て驚いた。
ポニーテールで白い肌、めちゃくちゃ綺麗だった。
「なんだ、夏穂か。」
夏穂、聞いたことがある。1つ下の「宮野夏穂」だ。
「宮野さんだよね、確か1年...」
「あぁ、1つ下のバレー部だ。」
「初めまして!宮野夏穂です!」
頭を下げその頭を伊織が撫でた。
「俺と誠也で歩くから2人で行けよ。」
康介が肩に手を回し言った。
「それじゃ、夏穂、行こうか。」
宮野さんと伊織は走っていった。
俺達も走り出した。
「なぁ、伊織って彼女居るん?」
「夏穂が彼女だ。」
康介が走りながら言い俺は立ち止まった。
「どうした?」
振り返り俺を見た。
「え、伊織って年下好き?」
「まぁ、夏穂から告白したらしい。」
伊織は2個上のお姉さん系が好きだと思っていた。
まさか年下彼女とは...
「驚いてんの?」
逆に驚かない理由を知りたい。
いや伊織に彼女が居て驚いてるわけじゃない、彼女が年下だと言うことに驚いている。
「あ、あれ希空ちゃん達じゃん。」
俺達の前に希空と茉陽が居た。
「合流するか?」
「どっちでも。」
希空達と合流し走った。
夕方まで走り皆でファミレスに行くことになった。
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