第2話 装備を買おう


 村に着いたんだからまずは武器を買わないとね!

 僕は34ゴールド持っていた。

 これだけのお金でなんか買えるかな?

 看板を見て明らかに武器屋っぽい店に入った。

「いらっしゃい」

ムキムキな店員が店番をしていた。いかにも素手でも強そうな武器屋のおっさんだ。

万引きでもしたら絞め殺されそうな見た目だ。

僕は値段表を見た。

「木の棒 10G

 木の剣 30G

 石の斧 100G

 石の剣 150G」


木の剣を買った。木の剣ってなかなか重いな、、、

これ背中にずっと背負って旅するの大変だなぁ

思ったよりも冒険って大変なんだなぁ、と木の重さだけで冒険の大変さを実感する僕だった。

 

 というか防具を買うお金がない。森に引き返してスライム倒すかぁ。僕は引き返してスライム狩りをした。

 スライムを倒すたびに「ビシャァァァァァァァ!」という音がする・・・

なんか気が滅入りそうというか、サイコパスになっちゃいそう。

なんかめちゃめちゃゼリーが溜まるし気持ち悪くなってきた、、、

スライム倒すのやめようかな...


村に戻って防具屋に行った。防具屋はおばあさんが経営しているようだ。

「いらっしゃい」


「皮の盾 15G

 皮の鎧 60G

 鉄の盾 120G

 鉄の鎧 230G」


僕はスライムを倒しに倒して根絶やしにしかけたことで集めたお金で、鉄の装備を買おうとした。

けど試着したときに重すぎたので皮の装備にしておいた。

なんか皮の装備って動きにくいんだなぁ…

なんか動物的なにおいもするし...


せっかく防具をそろえたし森のスライム以外の敵を倒してみようか。

スライムだけ倒していたら生態系がくずれるかもしれない。

そんなことはない気もするけど...

僕は森に戻っていった。


森の奥の方まで行くと、なんだか変な音が聞こえてきた。

めちゃめちゃ不愉快な音だ...


「ブファァァァ」


僕は音のする方に近づいた。

めちゃめちゃへっぴり腰で。



音の正体はなんかデカい二足歩行のブタ(?)の鼻息だ!

微妙に強そう...


僕は意を決してブタに切りかかった、、、!



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~魔王はそのうち倒します!~ スローライフを異世界で 絶佳(ぜっか) @Zekka27

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