特別編 今後の残ネルの為に

 作者のえくれあ♡です。


 先日、残ネルを読んでくれている友人から指摘を受けました。


「残ネル、長すぎて、前の話かなり忘れてるよ」


「マジで? まあ……だよね」


 こんな返答しかできませんでした。完全なる読み専。しかも、残ネルしか読んでいない彼女ですら、そう言ってしまう状況。


「ヤヴァい……」


 私は大切な読者を置き去りにしたまま、話を進めていくわけにはいかないと思い、残ネルについて、できるだけ簡単にまとめてみようと思いました。


 第一部のブラチン編から始まり、第二部のネルさん編も後半に突入していきます。最終、第三部の最後の最後まで楽しんで頂けるように、包み隠さず残ネルの秘密の部分も書けるだけここに書こうと思います。


 




 ※最大のテーマ


 まずタイトルの残酷のネル・フィード。これを絶対に忘れないで頂きたいのです。残ネルを読んでくれているあなたなら、このタイトルの違和感に気づいてもらえるかもしれません。


 アークマーダー・ネル・フィード。


 第二部の主人公である彼について第一部で語られていたこと。それは


『残酷神と契約し、世界を滅ぼした』


 なのです。


 現在、悪魔の力を有する能力者たちと世界を守るために戦っているネルさん。そんな彼になにが起こり、残酷神と化してしまうのか。そこが第二部の最大のテーマになります。



 ※第一部は第二部の数万年後の世界


 黒宮藤花が所属するブラック・ナイチンゲールのメンバーが活躍する第一部は、ネル・フィードが世界を滅亡させてから数万年後の世界です。


 藤花に宿る魂はネル・フィード。実はその他のメンバーも前世が第二部の登場人物の可能性が非常に高いんです。誰と誰がリンクしているのか? そのあたりも気にして読んでもらえると第三部がより楽しくなると思います。ちなみに、エロジジイは簡単に繋がっちゃいますね。


 陣さんの前世はペッケ。


 こんな感じです。




 ※第一部の最大の謎


 第197話『よだれが止まらない』


 この中で、謎の人物がフロッグマンを殺し、残酷神100%の百合島杏子をさらうのです。その人物が誰なのか? もちろん、第二部とリンクしていることは間違いありません。



 ※トムと8人目の少女


 第二部、マイルドサイコパスのホラーバッハが語った連続幼女誘拐殺人事件。その犯人トムは、7人の少女の命を奪い、骨をダンボールに入れて少女の自宅前に置いて去っていく。そんな完全犯罪を続けていたトムでしたが、8人目の少女は殺すことができず、その少女が警察にトムの居場所を伝え、逮捕された。

 

 なぜこんな事件が起きたのか?


 なぜ8人目の少女は殺されなかったのか?


 第二部の後半に大いに関わってきます。心にとめておいて下さい。



 ※悪魔の力とはなんなのか?


 ネルさんを苦しめる闇の能力者たち。彼らが扱う通称『悪魔の力』


 大魔司教パウルによって授かったとされる力ですが、その正体は一体なんなのか? その謎も第二部後半のみどころとなります。メルデスが不自然に発動したアンティキティラの力。その謎も同時に明らかになっていきます。



 ※セレン・ガブリエル


 彼はアンネマリーが児童売春していたときに客としてやって来たことがありました。そのとき彼は美しい容姿からは想像もつかない行動をとりました。ファミチキ13個を一気に食べ、コーラを一気飲みして大きなゲップ。


 お世話係のエミリーとのLINEの内容もお菓子や飲み物、ファミチキの要求や、ゲームを一緒にやろうだとか子供のようでした。


 メルデスのもとに様子を見にきた彼は非常に早く帰りたがっていました。それにも理由があります。ネオブラを立ち上げたのも信者からお金を巻き上げる為。その理由も今後明らかになっていきます。少し笑ってしまう内容かも知れません。



 ※獅子ヶ辻ししがつじ空白くうはく


 実は女性であることがセレンの発言から発覚しました。実は彼女が今回の悪魔騒動の鍵を握っているのです。ペッケがその名を聞いた際に、どこかで聞いたことがある。と発言していたことから、ひょっとしたら有名人の可能性もありそうです。彼女もブラチンメンバーの前世の可能性が高いです。口癖で分かるかもしれません。お楽しみに!



 ※パウルの正体


 メルデスが戦いの前にゾンビちゃんたちにだけ語ったパウルの正体。それは世界最大の信者数を誇るモライザ教の教皇カミロス2世。いやいや、話はそんな単純ではありません。ただ、パウルとモライザ教には深い繋がりがあるのは確かです。覚えておいて下さい。


 いかがでしょうか?


 少しは前のお話を思い出していただけたましたか?


 今回の特別編により、残ネル最終回に向け、少しでも楽しく、分かりやすく読んでいただけたら嬉しく思います。


 


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