第370話 暗躍

 いにしえの体操着 ブルマ。もちろん私の学校でも使用はされていなかった。その存在だけは知ってたけど。


 でもよく見てみれば、別にそこまで露出してるって感じでもない。何がそんなにいけなくて廃止になったの?


 私の中で露出度 No.1はTバック。それ以外はどれも同じ様なもの。現在 使われている体操着と比べれば多少エロい気もするけどさ、女はエロくてなんぼ。子供のうちからそれを学ぶ為にもブルマは復活させた方がいいんじゃないかと私は思う。


『あのさー。私はノーワーシャー、ガチ即でもいいんだけど、どうする?』


 私が喜ばそうとして言ったその言葉に対し、その男は顔を歪めた。


「俺はくっさいオマン湖じゃなにもする気にならねんだよ。ノーワーシャー? ふざけんな。ほら、いくぞ。洗ってやる!」


 ふーん。このエルフリーナ様に向かってくっさいオマン湖とか言いやがったなコイツ。SEXする必要もなく排除決定。


 その男はイライラしながら自分もシャワーを浴びる為に全裸になった。


『ねえ、おじさん』


「おじさんっ? おいおい、俺はまだ27だぞ。勘弁してくれ」


『あんたからはのかけらも感じないねー』


「あん? なに? スパダリ?」


 シュゴオオッ! ブウンッ!


 私は右手に真空の刃をまとわせた。


『お前なんか、ちんこ切り取ってティッシュに丸めて殺してやる!』


 ブウンッ!


 スパチンッ!


 ボトリッ♡


「うぎゃああ─────ッ!! ち、ちんこがあっ!!」


『エルフリーナ様にデカい態度をとった罪は、粗ちんを何本切り落としたところで消えることはないんだから』


「た、助けてえ! 許してくれえよおッ! どうすんのこれっ!? 痛えよおおっ!」


『だっさ!』



 パシュンッ! 























 ぎゅううっ!!


 ぷちっ!


 ポイッ!



『ちんこ切り取りの刑』からのティッシュに丸めてポイ。いくら泣いて詫びを入れようが、私の信念は揺るがない。













 予想はしてたけどさ、私のスーパーダーリンはそう簡単に現れなかった。次の日も、その次の日も私は男を殺すしかなかった。


 そして、私がエルフリーナになって2週間が経った。







「エルフリーナちゃん、可愛いね♡」


『どうも。お兄さんもイケメン♡』


「じゃあさ、A舐めお願いできる? 俺、めっちゃA感じるんだよ♡」


『はいはい♡ いいよー!』


 どいつもこいつも自分本位。気持ち良くなることしか考えていない。そういうアプリを使って知り合ってるんだから仕方ないだろって? でも私にはこの方法しかないんだ。


 そうだ。イケメンにはエチエチを持って帰らせて女に使わせるんだった。危うく殺すとこだった。



 ブチュウッ!


 レロレロレロレロッ!



 Dなキスをしてエチエチを程よく流し込む。すると従順なイケメンペットの出来上がり。







『お前はそのドラッグをヤリマン女に使わせてSEXしまくるんだ』


「はい、分かりました。エチエチを使ってバカ女どもを快楽の海で溺死させます……」


 



 ピコンッ!


『あっ! メルデス神父からのLINEじゃん。なになに?』


〈 メルデス 十


エルフリーナ氏、お疲れ様です。


僕ちゃんのお人形さんにしたい女の子、1人目が決まりました。


その子の居場所と名前、写真も盗撮したので添えておきます。


できたら今夜7時以降に僕ちゃんのお家に連れてきて欲しいです。


お願いできますか?

既読 17:48


『ついに1人目決まったんだ。ふーん。なかなか可愛い子じゃん。パン屋さんの子ね。了解♡』


 私はメルデス神父のお人形さんをゲットすべく、LINEに記されたパン屋『プッチーベーカリー』に向かうことにした。

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