第201話 ラブルーム
強烈なナナの一撃を腹にモロに喰らった亜堕無は苦しみ悶えていた。
『ぐっ、がはぁっ! おええっ!』
グイッ!
ナナは亜堕無の長髪を引っ張り、無理矢理正面を向かせた。
『ハイメイザー。貴様らが力を出し惜しみしてる暇などないのだ。かかって来るなら全力で来い。それとも今の動きが全力か? だとしたらミューバの人体とお前らの相性は最悪だな。そもそも腐神になどなるべきではなかった。そうは思わんか? ん?』
その言葉にエロく潤んだ瞳でナナを見つめる亜堕無。
『あんた、余裕ぶっこきすぎだ。俺は決してあんたをみくびっちゃいない。この距離感が欲しくてね。実にラブリーだ……!』
『距離感だとっ?』
それを聞いたナナは慌てて亜堕無の髪を放し、離れようとした。
その瞬間だった!
ブオオオオンッ!!
『な、なんなのだっ!?』
亜堕無の全身が光に包まれた。そして、それはナナをも取り込んだッ!
ブウウウウンッ!
にっこり微笑み、亜堕無は言った。
『
『ラブルーム? こ、これはッ!?』
ナナはその光の球体から出ようともがくが出られない。完全に自由を奪われてしまった!
『可愛い顔してるじゃないか君。この光の中はね、威無にも見えはしない。完全に君と僕の2人きりの空間なんだ。エロいと思わないかい?』
『ふ、ふざけたことを! ち、力が抜ける! ヤバいのだっ……!』
『ああ、ドキドキしてきた♡ 威無もだけど、君みたいな強気な女の子を僕の『モノ』でめちゃくちゃに突いてる時が最高に満たされるんだ♡』
『や、やはりど変態かっ!!』
『そんなことを言っていられるのも今のうちだけだ。すぐに喘ぎ声しか出せなくしてやる♡』
ブチュウ! ベロベロッ!
亜堕無は力が抜けたナナに無理やりディープなキスをする。
『んゔっ! や、やめるのだっ!……んんんっ!』
チュパッ♡
『僕のこのキス『
亜堕無はナナにキスをしながら胸を揉み始めた。激しく、優しく、乳首を探りながら。
『やめ、のだ、あっ、あんっ! はあっ、はあっ♡』
『君ノーブラだから、服の上からでも凄い乳首が勃ってるのが分かるよ。めっちゃ感じてるようだね? 久しぶりなのかい?』
モミッ! モミッ! クリクリッ!
『あんっ、もう1000年以上して……いない。んはあっ♡』
『それはいけない。ねえ? コレが欲しいんだろ?』
ギュッ!
亜堕無はナナの手を自分の股間へと持っていき、硬くなったペニスを握らせた。
『これっ、ほ、欲しい! 早く入れて! はあっ! はぁ♡』
『ふははは! 分かったよ』
(これは完全に堕ちた。相手が女で超ラッキーだった。威無のことは後でうまく誤魔化すとして、まずはこの女を俺のモノでイカせまくって殺すッ!)
『お願い。は、早くぅ♡ はあっ、はあっ……!』
ナナの太腿を愛液が伝う。
『ああ、じゃあ服を脱ごうか♡』
(んっ? なんだこの首からぶら下がってるゴミは?)
ガサッ!
亜堕無が『麗亜のお守り』を引きちぎろうと握った瞬間だった。
『お前がそれに触るなあッ──!!』
『え!?』
ドゴォォォオンッ!!
『ぐはあああ──────ッ!!』
ナナの全力のパンチが亜堕無の顔面に炸裂ッ! 顔を歪ませ、凄まじい勢いで富士の樹海へと真っ逆さまに落ちていった。
バキバキッ! バキバキ……!!
ドォォォオ─────……ンッ!
パシュンッ!!
亜堕無の作り出した
『ぺっ! 私としたことが。油断したと言わざるを得んな。さて……』
ナナの視線の先には
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