第22話

女と女性は獣道よりは幾分ましな程度の林道を進んでいた。

月は女と女性の2人の美女を照らしていたが女が洞窟を出てからさほど位置は変わっていなかった。

女と女性はあれほど凄まじい体験をしながら現世での時間はさほど経ってもいなかった。

月光の下(もと)女と女性はまるで日本画や絵画の世界から抜け出したような美と洗礼された雰囲気をかもしだしていた。

程なく女と女性は深い林道を抜け村の灯りが見える崖に出ることができた。

女と女性は顔を見合い安堵の表情を見せたが

村に向かうための脇道を探さなくてはならなかった。

女と女性が脇道を探している最中、どこからともなく「…………」という悲鳴が2人の耳に届いた。

女と女性は再び顔を見合わせ悲鳴の聞こえた方向に走り急いだ。

そのとき女と女性が見たものは。


第22話序章 完

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