第2話
その瞬間、空間が反転し鳥居が出現して女は当たり前のようにそれをくぐった。
するといつのまにか女は大樹を見上げることができる位置にいた。
まだ少し大樹まで距離があるため、女は歩み始めた。
その道筋で女は少し不思議な光景に遭遇した。
それは鹿、鳥、猪、熊や狼などの猛禽類の
動物が生存競争とは無縁に全てがツガイで穏やかにそこにいた。
その光景を少し不思議に思いながら女は先に進み続けるといつしか大樹の根元近くまで来ていた。
女は何気なく大樹の根元を見るとひとりの
男がそこに立って女の方を見ていた。
女はその姿を視認すると同時に歩みを早めいつしか走り始めていた。
女は「……」とよく聞き取れない名前を口にしながら。
続・まだ題名のない小説
第2話序章 完
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