第172話 手巻き寿司パーティー①
マーメイド区から種付けして帰ってきた。お土産に海苔やマグロをはじめ色々な海産物を頂いたので今夜は手巻き寿司パーティをやろうかな。
「「「お帰りなさいませ、ソウシ様。」」」
「ただいま、今日はみんなで手巻き寿司パーティーをやるぞ。手分けして準備だ。」
「「「わぁ!畏まりました。ソウシ様。」」」
「アリス、マーメイド区から貰ってきた材料だしてやってくれ。」
「はい、ソウシ様。皆さんこれが海苔、これはマグロ、エビにイカにタコにヒラメにカレイに・・・これはサハギンですね。」
「アリス様、クマゴロどのの所のサケにイクラも使いましょう。」
「キツネ区の油揚げのお稲荷さんも良いと思います。」
「たまご焼もつくっちゃいましょう。アリス様。」
え?サハギンで寿司やるの?マジで?女達はキャイキャイやっているので俺は酒蔵に行って色んな酒を出してくる。冷えたビールも人間区の工場で出来てきたのだ。
◇
「まずは寿司アンルーレットからだ、メイドールのみんなは一旦目隠しをするんだ。」
「「「はい、ソウシ様。」」」
俺はマグロで手巻き寿司を12本創る、1本だけわざび大量のやつをな!横から見えないように海苔を織り込む。
「良し、みんな目隠しを取っていいぞ。」
「「「はい。ソウシ様。」」」
「これは俺が作ったマグロの手巻き寿司だ、1口で食べれるようにしてある。中に1本だけびっくりお寿司があるがそれは当たりだ。ちゃんと食べたものにはご褒美として何でも望みの物を1つ創造してやろう。」
「「「何でも!?わあー!きゃー!」」」
「よし、じゃんけんして順番に選んで取っていけ、そして取り終ったら一斉に食べるのだ。」
「「「はい、取り終りました。ソウシ様。」」」
「よし、一斉に食べろ!」
「「「ぱくっ、もぐもぐ。」」」
「ぱくっ!か、からいでふ!モグモグッごっくん。はひーふぅ-ふぅー。」
「ほら、お茶だ。当たりを引いたのはアクアマリンか。望みはなんだ?遠慮はいらないぞ。言ってみろ。」
「はぁい。私はぁ・・・あのぅ・・そのぅ・・ソウシ様そっくりの等身大のお人形がほしいですわ。」
「アンドロイドールで創ったやつか?」
「いいえー、動かなくていいのですぅ、動くソウシ様はご主人様ただ一人ですわ。お人形を抱きしめて寝たいのですわ。」
「「「きゃー!いっちゃったー!アクアマリンだいたーん!きゃああ!」」」
「つまりアクアマリンは抱き枕が欲しいのだな?俺そっくりでいいのか?」
「はぁい、ソウシ様にそっくりでないとイヤなのですぅ。」
「人形だし股はのっぺり平らでいいんだよな?」
「いえ、あのう。。えっと。。」
「なんだ?アレも付けるのか?」
「・・・はぁぃ、出来ますれば。。。」
「「「きゃああーーーーーアクアマリンのえっちー!!!」」」
「わかった、ちと気恥ずかしい気もするが何でも望みをかなえると言う約束だ。アクアマリンの望みどおりに創ろうじゃないか。万一に備え悪用防止にガーディアンドールで創る、アクアマリンをガードするようにな。それでいいか?」
「はぁい!おねがいしますぅ。ソウシ様。」
「ドールクリエイト!ガーディアンドール!抱き枕俺!対象アクアマリン!」
ぴかっと光った後そこには俺そっくりのドールが座っていた。動かないが鏡を見ているようで不思議な感じだ。
「アクアマリンこれでいいか?お前にあげたものだ。着せ替えて遊ぼうが抱いて寝ようがどう使おうと好きにしていいよ。」
「はぁい。うれしいですわ。ソウシ様。ありがとうございますぅ。」
「「「いーなー、アクアマリン。」」」
「後でみんなにも貸してあげますよぉ。」
「「「やったぁ!」」」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます