第136話 エリス神殿祭計画

巫女長室を開けて中に入る。神殿の奥は男子禁制で男は入れないドールハウスの仕様なのだが、俺が創造したものなので仕様変更も出来れば何処にでも入れるのだ。もちろん女子トイレや女風呂とかもな。俺は入らんけど。


「よう。エルリーナ。それにダクネも居たのか。」

「これはこれは御使い様。ようこそいらして下さいました。」

「御使い様ようこそですっ。ダクネが居てはいけなかったですかっ?」

「全く悪くはないさ。そう言えばお前。巫女の間で“姉さま”流行らせただろ?」

「わかりますっ?御使い様にはかないませんですっ。えへへっ。」

「お前はいつまでも子供っぽいな。副巫女長だろうに。」


「ダクネちゃんは子供から大人気でして。きゅぴぃちゃん様と人気を分け合うほどなのです。」

「ほう。きゅぴぃと人気を二分するとはすごいじゃないか。きゅぴぃと同じくらい可愛いと言う事だな。」


「そ、そういうエルリーナ姉さまこそっ、お袴チラリだけで男の人がメロメロになっちゃう男性キラーじゃないですかっ。」


「こら!ダクネちゃんそれは・・。」

「ほう、エルリーナは袴を捲って男にパンツ見せつけてるのか?なるほど変態だ。」


「ち、ち、違いますよ御使い様。風の日とかにお袴の裾が少しめくれたりするだけで、見せつけてはいないですよ。」

「冗談だ、俺の衣装は風くらいではどうともしない。エルリーナは美人だから男が鼻の下を伸ばして腑抜けなっても仕方ないさ。」


「そ、それで御使い様。何かご用件があったのでは?」

「ああそうだった。さっき白黒エルフの区長がウチに来てエリス神殿祭をやることが決まってな、それを知らせに来たんだよ。何しろエリス神殿祭だからエリス様の巫女たちがメインとなる。出来るか?」


「はい。それはもちろんです。エリス様のお祭りですか、良いですね!」

「はいはーいっ、私催し物担当でっ。巫女ミコダンスを披露しますっ!」

「調子に乗って踊りで逆立ちしてパンツ見せんなよ?」

「見せませんよっ。そこまで変態じゃないですっ。」

「「「あははははっ。」」」


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