四景
死んでいる猫のもとに女生徒Aがやってくる
女生徒A キミはもう一人じゃないよ。安心していいよ。苦しまなくていい。安らかに、穏やかに眠ろうね。生きていた時にどれだけ報われなくても大丈夫。私たちは幸せになれる。大丈夫。私がついているから。精一杯泣こうね。これからは笑って暮らそうね。みんなが見守ってくれる。誰一人見捨てないよ。だから、安心してね。今までたくさん頑張ったね。えらいよ。もう大丈夫。頑張らなくていい。ゆっくりと静かに笑おう。幸せになろうよ。
女生徒A、猫を抱きしめる
暗転
※この景をもって猫ははける
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