遂にヒロイン登場!
アルスとロウンは北口がアビスの出口な為、とりあえず北上しつつ、犯罪集団を探していた。
そんな日々を1週間過ごしていると、
ある日、同年代のダークエルフの少女を見かけた。
絶世の美女と表現しても過言ではないほどの美貌を持つ美女が、男達に囲まれていた。
うわっっこれ強姦だ....
少女は目に涙を浮かべ、ジリジリとゴミ山が
ある後ろ下がっていき、やがてゴミ山に辿り着き、逃げる場所がなくなってしまった。
んー正直薄情な判断だけど、こんなに人がいると、俺のオーラが効かない人もいるかもしらないし、助けるの厳しいなあ、と眺めていた。
すると、横からヒーローの登場を期待するようなキラキラ輝いた深紅の瞳を向けてくるロウンと目があった。
ロウンの瞳は如実に語っていた。
アルスはこの人数の男達から、少女を守るために颯爽と前に出るんだろうな...と
う....俺は本当は雑魚なのに...
この調子でオーラ使ってたら、いつか
猫騙しに騙されない奴に殺られるわぁ
うーんん。まあ、今回だけよ。
今回だけ、助けます!
よし、行くぞ...はい
この人数だし、オーラ全開。
もう今日はオーラ使えないな。
「おい。少女1人相手に
何人で群がってるんだよ。
今回は見逃すから消えろ。
1分待つ。」
俺の周りに濃密な魔力に見える
オーラ(虚栄)が巻き上がる。
偽物だけど、本物だとしたら一級大罪者級
の魔力が渦巻き、龍の形を創り出す。
それを確認し、静かに目を閉じた。
そんな俺の内心では、「こええええええ」
早く消えてください。こっちにこないで。
勿論、そんな内心は相手には伝わらない。
--------------------
絶世の美女のダークエルフの少女に強姦をしようと思い、興奮していたアビス住民達は、
突如現れた黒上黒眼の少年を見て、唖然
とした。そして敬服した。
何なんだ、この魔力は....
怖い..俺たちアビス住民は危険な存在に慣れていると勝手に思っていた...
ああ...彼の方の言葉には従わなければならない、体に染み付いた警鐘が鳴り響いている
ああ...彼の方の言葉に従うだけで、脳内に快楽物質が流れ込むような心地よさが....
--------------------
そんな状況を見ていた、ロウンは自然と
片膝を着き、右手の拳を左で掌で受け止め
頭を下げていた。
そして助けた張本人は、安堵の溜め息を
押し殺すことに専念していた。
.........
助けられたダークエルフの少女は、
黒上黒眼の少年を凝視し、驚嘆し、
感動し、敬服し、生まれて初めて恋をした。
恋をした......
この体験がこの少女の人生を大きく変える。
ダークエルフの少女は黒上黒眼の少年に
声を掛けた。
「あの....」
____________________
ダークエルフの少女は、そもそも黒上黒眼の少年の平凡な容姿が好みだという、前提もあります。ウブな見た目。
傲慢の秘密の回にて、王級、上級などで
魔法、武術の腕前を表したので、改めて
階級説明をします。
魔法の階級
神級 魔級 帝級 王級 上級 中級 初級
武術の階級
神級 天級 帝級 王級 上級 中級 初級
面白いと思ったら、いいね、コメント、
フォロー宜しくお願いします!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます