アビス脱出計画を立案&実行

アルスは、ロウンに、何故アビスに居るという質問をされ、答えたが納得はしていなかったみたいだ。


一旦、お互いの過去の話は終わり、

今後の予定、アビス通行証をどう手に入れるか、を相談することになった。


まず、ロウンが語る。


「そもそもアビス通行証で

 本当にアビスから抜けれるのか?」


「アビス通行証とはどういうものか?

 見た目、大きさ、通常の入手方法など」


「誰がアビス通行証を持っているのか?

 持っている人の特徴は?」


「アビスから出る出口はどこにあるのか」


出せばキリが無く、全てに答えを持ち合わせてない為、まず聞き込みから始めることにした。



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聞き込みを始めて、5時間後。


ロウンは集めた情報を元に、結論を述べる。


「アビス通行証は、

 検問所に提出すれば即出れる。」


「アビス通行証は縦7cm横3cmの細長い

 カードのようで、正規手順で購入すると

 平民の一ヶ月分の給料分だそうだ」


「アビス通行証は、

 アビス内で大きめの勢力は、

 大体一枚以上は所持しているらしい」


「出口は俺らの居る最南口と逆方向の

 最北口にある。これは何人もの

 人に確証を取れた。」


そこでずっと黙っていたアルスが呟く。


「要するに、犯罪集団を潰し、

 アビス通行証を入手し、最北口まで行く」


そこでロウンも


「そうだ」


相槌を打つ。


アルスは思った事を述べる。


「犯罪集団の拠点に乗り込むなら、

 武術が使える奴がもう1人欲しい」


ロウンは


「アルスだけでは厳しいか?」


アルスはここで俺が実は雑魚ですというのは

カッコ悪いと思い、


「うーん、ロウンと俺を分断工作とかされたら困るしな」


と如何にもなことを言って誤魔化す。


「それと、犯罪集団の拠点は何があるか分からないから、治癒者がいると助かる。」


それに対してロウンは


「うーん。武術の方はいると思うけど、

 治癒者は見つかりにくいと思う」


「わかった。

 なら、居たら仲間にする方向で!」


こうして、アビス通行証を得る為に

新たな仲間2人を探す旅が始まった。



____________________


武術ができる奴1人、治癒ができる奴1人

を仲間に加え、犯罪集団を潰し、アビス通行証入手し、そのまま最北口を通り、アビスから脱出。


これがベストな動き方かぁ。

ロウンは流石だね。



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