第6話 冬の薄日の午後のこと
「冬の薄日の午後のこと」
冬の薄日の午後のこと
はかない光が差し込んで
それでもなぜか暖かい
君の笑顔のようだった
冬の薄日の午後のこと
静かな光が微笑んで
それでもなぜか安らかな
君の寝顔のようだった
どこからともやってくる
羽ばたき悲しい寒雀
木枠の窓によく似合う
君と眺めた冬の空
冬の薄日が懐かしい
冬のわずかな午後のこと
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