第3話エピソード

僕はやっとレジを少し打てるようになり深夜の0時からのシフトに入ることになりました。コンビニっていろんなお客さんが来られてます。そのなかでも特に居酒屋を経営してるDさんは店を終えて夜中の2時前くらいに每日来はるんですが必ず私に指導してくれました。レジが遅いって怒鳴りながらカウンター越しに僕の頭をいつも叩いてきました。タバコの銘柄も覚えられず叩かれて、レンジアップがヌルいって叩かれなかなか激しい指導のおかげで少しずつスキルがアップしていき、ましになったなって褒められながら笑顔で頭を叩かれるようになりました。やはり学校で怒られるのとは違いこんなに覚えるとは自分でも驚きました。うちの店に来ないかとスカウトもされましたが、さすがに断りました。最近来られないので寂しいと嬉しさがブレンドされてるみたいです。コンビニあるあるでした。

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