第2話初出勤
僕がこの店に応募しようと思ったのはこの店の常連だったから。どの時間に行ってもとても感じが良く優しそうな従業員さんばかりでした。だから店長さんに採用しますと言われた時にヤッターとその場で叫んでしまいました。あっしまった僕の素がバレたと思いましたが店長さんは笑っていました。その時僕はこの店いけるって、安心しました。8年前の4月初出動この日から僕の人生で本当の学びがはじまりました。普通の人には考えられないようなことをこの8年でしてきました。そのエピソードを残しておきたくて。店に入る時まずトレーニングをします。僕は店長ではなく社員さんに教えてもらいました。もちろん僕は覚えが悪いし理解力がないので全く出来ません。バンジュウって米飯とかディリーが入って納品されるんですけど出したら互い違いに積めって言われたんですが互い違いがわかんないからそこからかよって。僕常連やったからみんな僕のこと知ってたから店長可哀想にみんなからようあんなん取りましたねって言われたらしい。他の従業員さんは僕のことお客さんで来てるときからちょっとっわかってたみたい。店長はわかんなかったから採用してくれたんやな。ラッキーって思っちゃいました。僕タバコとかの銘柄も全然知らなくてお客さんにピースって言われて指でピースってやってびっくりされました。ホンマネタみたいやけどホンマの話です。店外清掃しろって言われて手ぶらで店外行って呆れられたりして。全く戦力になってませんでした。でお客さんのあまり来ない夜中の2時から4時くらいに掃除だけしたりとか。首かなってトレの時何度も思いましたがホンマみんな優しくて我慢して教えてくれました。あきらめずにやれば僕でも少しずつ成長できました。僕計算も出来ないからお客さんが端数の小銭出したら計算出来ないから札だけ出してくださいって言ったら凄い顔してこっち見てきました。今では小銭出されても大丈夫。レジも自動レジになったし。普通の人はひと月もしないうちにトレーニング終わりますが僕は3年間くらいかかりました。覚えてもすぐに忘れるので今でも新人とレベルあまり変わらないですけどやっぱり今でもトレーニング継続中ですね。笑
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます