私の好きなアニポケ番外編
アニポケにはサトシが主人公ではない番外編のアニメが多く存在します。サトシのピカチュウが主人公だったり、ピチュー兄弟が主人公だったりと、ポケモン目線のサイドストーリーは比較的有名になりやすいですが、個人的にはゲーム主人公が題材となったアニメに神作が多いと思っています。
こちらの作品を知っている、あるいは覚えている方はいらっしゃいますか?
「ポケットモンスタークリスタル ライコウ 雷の伝説」
こちらは、ゲーム作品「ポケットモンスター クリスタルバージョン」をアニメ化した作品です。テレビ放送時期は、言うまでもなく金銀編。
ちなみに、同じく金銀編において放送された「ミュウツー! 我ハココニ在リ」も大好きな番外編作品です。見返すたびに泣いています。
さて、話をライ伝に戻しましょう。
主人公のケンタとヒロインのマリナは、クリスタルの男女主人公であり、この作品にはサトシ一行が全く出てきません。ただ、二人の幼馴染であるジュンイチは、後にジョウトリーグ(ポケモンリーグ シロガネ大会)でサトシ達と顔見知りになります。
この作品の良いところは、普段敵役になりがちなポケモンが味方枠で活躍してくれるところですね。
例えば、スピアー。いつもなら、サトシ達が巣を刺激してしまってスピアーの大群に追い掛け回されたり、ロケット団の下っ端が手持ちとして使っていたりと、あまり良いイメージがありませんよね。
しかし、この作品において、スピアーはケンタの手持ちです。しかも、ビードルから育て上げた思い入れのある個体という熱い設定まであります。
そして、ゲームでもアニメでも何故か活躍の場が少なめなバクフーンが、ケンタのエースとして大活躍します!
このバクフーンが本当に格好いい奴なんですよね。飼い主によく似ていると言いますか、熱くて直球一本槍で真っ直ぐな子なんです。バクフーンの耐久は本来そんなに高くはないはずですが、効果抜群の技を喰らっても引かないタフさがありますし、絶体絶命のピンチの時には、トレーナーであるケンタを信じて、自分の力を信じて、突っ込んでいきます。はっきり言って、惚れますね。
ここまで語ればお察しかもしれませんが、この作品がきっかけで、私はポケモンの中でバクフーンが一番好きになりました。元々、サトシのヒノアラシが好きだったこともあり、ヒノアラシ系譜への思い入れは強かったのですが、この作品の影響で、バクフーンに惚れ込むこととなりました。この作品を初めて見てからもう10年以上になりますが、今でもバクフーン愛は冷めることを知りません。
また、演出も素敵です。この作品のオープニングは、ケンタ達が初めてのポケモンを手にしてから、これまでどのような旅をしてきたのかを描いています。そのため、ケンタ達がライコウと邂逅するという、冒険の一端を描いた単発作品であっても、自然と彼らの冒険に感情移入することが出来ます。
ライコウも、エンテイやスイクンと比較すると、あまり目立った活躍の場が与えられていないポケモンですし、この作品は普段あまり日の目を見ないポケモンが活躍している数少ない場だと思います。
サトシが出ていなくても、アニポケは面白いです!
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