カンバスの炎
白いカンバスに黒が描かれ、
その線画には灰色が塗られる
カンバスは幾つも連なり、
結局一枚の絵となった
ある時少年が一点の
すると忽ち紅は燃えた
すべてを塵に変えるが如く
カンバスが無に帰す前に、紅は取り除かれた
残った穴は
しかし翌日になると、既に眼は閉じていた
カンバスに映るのは、元の灰色の絵だけであった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます