第14話 しつこいけど石炭の話

 外務省HP掲載のデータを、まずはご覧ください。


 二酸化炭素(CO2)排出量の多い国

 排出量(100万トン)(2018年)


 1 中華人民共和国(中国) 9,570.8

 2 アメリカ合衆国(米国) 4,921.1

 3 インド          2,307.8

 4 ロシア          1,587

 5 日本            1,080.7

 6 ドイツ           696.1

 7 大韓民国(韓国)       605.8

 8 イラン           579.6

 9 カナダ           565.2

 10 インドネシア         542.9


 GDP(国内総生産)世界2位の中国がダントツのトップです。すごい量ですね、実は私も今回、はじめて具体的な数字を目にしました。

 今回のCOP26でインドが石炭火力「廃止」を「削減」という表現に変えさせました。先進国の言いなりにはならん、ということです。過去にやりたい放題でいい思いして、今になって途上国に規制を押し付ける。怒って当然だと思います。

 日本の排出量は世界5位。GDPは3位ですから、健闘しているほうではないでしょうか。省エネ家電の優秀さなど、皆さまご存知の通りですし。

 しかし、叩かれる。石炭火力が発電量の三分の一だとやり玉に挙げられる。


 ニュースを聞いていると、中国、アメリカ、ロシアの話は全く伝えられません。

 あれ、と思ったのですが、当然か。COPって国連がやってるんですものね。「国際連合」です、何の連合かというと、戦勝国の、です。第二次大戦の戦勝国が創った組織で、常任理事国でよく聞くのが中国、アメリカ、ロシアです。「中国、ロシアの反対で決まらなかった」決議は多いです。でもって、日本は何度立候補しても「常任理事国」にはなれません、背戦敗国だから。


 そう考えていくとCO‘Pのウソ臭さが見えてきますね。

 石炭、石炭とニュースで聞くたび、うんざりです。

 しかも国内のメディアや環境団体の非難が強いようです、はあ。

 石炭火力を非難する方々に訊きたいです。

 私が、ここでア紹介したような行動を、皆さんは当然、実行しているんでしょうね。もっと環境にやさしい、一般人向けのお知恵をたくさんお持ちでしょうから、ぜひ紹介してほしいものです。

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