第12話 国産を食べたい
三日前の朝、切り干し大根を作りました。
大根を細切りにして日に当てるだけ、乾燥の季節ですから、あっという間に乾いていき、昨日の朝はほとんどでき上り、昼前に袋に入れて野菜室へ。風が強くて飛ばされそう、それほど軽くなります。
若い頃、友人が切り干しを作ると聞いて、びっくりしたのですが。やってみたら簡単でした。しなびた大根を見切りで見つけたら大喜びで買ってきます。
大根一本、使いきれないと思ったら、ぜひどうぞ。
ざるに広げろとかいわれますが、私は段ボールに新閔氏を敷いて、その上に並べてます。
市販の切り干し大根、高いですよね。
手ごろなのは中国産、国産となると、ほんの少量で、けっこうなお値段。自分で作れば大根代だけだし、味も違います。最近は電気で乾燥させてるらしいので、エネルギーや栄養面も疑問.日に当てることでビタミンDができるんですよね。何より、国産を食べているという安心感と、少しでも農家の役に立ったという満足感が得られます。
食料の自給率は38%、また減りましたね。三分の二近い食料を輸入しているのです。安さを求める以上、安全な国産ですが、高い、の一言で敬遠されがち。私も以前は、少しでも安いものを追い求めていました。
今は食べる量も減ったし、外国産はいろいろ問題があるし、なるべく国産、と思っています。
中国産でやめたもの。
にんにく、梅干、キムチ、メンマ、落花生、冷凍野菜。
どれも安いのですが、安全性で疑問があります。農薬に関しては不明ですが、化学肥料は、世界の三分の一を中国が使っているそうです。土地も痩せるし、不安な物質が含まれているかも。
日本も農薬は使いますが、最近では、収穫時にはほとんど消えているそうで、やはり安全面への考えが違う。その分、高い、のかもしれません。
先日、コメの値段が下がっていると書きましたが、夏の好天で収穫量が増えたのも影響しているそうです。たくさん穫れたために安くなるとは。1993年の冷害によるコメ不足を知っている身としては、なんとも複雑。タイ米を輸入してコメの国際相場を上げ、世界に迷惑をかけた日本。その上、不味いと敬遠されたタイ米は一部、捨てられたと聞きます。
米を作りたい、コメ作りにこだわる農家の気持ちもわかりますが、国産の小麦、大豆など、需要はあるのに供給が追い付かない作物もあるので、そちらに目を向けてほしいです。
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