あなたは今トイレにいますか?

けいやま

第1話

私が幼少期から育ってきた祖母の家はとても不気味だった。父と母は交通事故で亡くなったと祖母に伝えられた5歳のころから、ずっとここで暮らしている。それに不満はないし感謝している。ただ毎夜毎夜トイレが怖いのだ。私はトイレの間隔が狭く、すぐトイレに行きたくなってしまう、だから私はよく夜用を足したくなり起きてしまう。問題はトイレだ、なぜか広くなっており、便器の横に不自然なスペースが開いているのだ、風呂があったらしいが、、、


だがまぁそれもさすがに中学生までだ、それから先は特に何も思わなかった。


私が17歳になったある日、いつものようにトイレに行きたくなり、ベッドから立ち上がり廊下に出た、廊下の電気のスイッチに手を伸ばし、スイッチを入れる。


、、、


点かなかった


、、、


電球の寿命が来たのだろう


特に深くは考えなかった


、、、


トイレに入る


何か、、、変なにおいがする


電気をつけようとする



、、、、


、、、


またつかなかった


ここで初めて私は恐怖を感じた


トイレから出ようとする


ドアが開かない


嫌なにおいがどんどん漂ってくる


夜目に慣れてきた


何か、何かがあの謎のスペースでうごめいている、、、


ち、近づいてくる


「 こ、こないで、こないで、、、、 」


どんどんと、気持ちの悪い液体のような個体のような何かが床に落ちる音がする


トイレがそのに包まれる


い、いやだ、、、、いやだぁぁ


はいずりながら近づいてきて距離はもう1メートルもない


ドアノブをとにかく乱暴に揺らす


もう、臭さで気を失いそうだ


もう目の前に


、、、



来た




「 おぉきくぅなぁったねぇぇ 」



おかあ、、、



、、、


ぐしゅぐしゅ


、、、




ぐしゃぐしゃ


、、、、、、


ごりごり


、、、




、、、



、、、



ねぇ、、、あなた、、、



、、、



今トイレにいるのね、、、、


、、、



、、、



、、、



、、、



、、、



後ろだよ

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