第3話 悲しみを乗り越えて
俺は、洋一の一周忌を終えて、新たな生活を始めた。
社会人野球の投手コーチをすることとなった。
きっかけは、山上のある一言「先輩、うちのチームの投手コーチお願いいたします」と言われ快諾したことがきっかけだった。
山上は、プロに進んだが、怪我もあり思うような成績が残せず引退していた。
そして、昨年結婚し、子供が生まれた。
奥さんは、なんと!あの弓岡千春だった。
山上曰く、プロで怪我していた時期に出会い、意気投合したらしい。
ちなみに、千春の弟の弓岡来斗は、プロ入りし、3度の打点王含む天才打者として活躍している。
そんなある日、今付き合ってる彼氏が、俺に連絡してきた。
「ねぇ、真君、僕らもそろそろ子供欲しいよね?」と。
電話の主である国友祐一とは、洋一の元中学の後輩であり、洋一の死後、気力を亡くした俺を支えてくれてる優しい彼氏。
だが、お互いに、子供が出来ないことはわかっていたために、諦めていた。
俺は、祐一が居れば良いのさって言ったけど、祐一がそれじゃイヤだと言ってしまい、その日以来会うことも電話もしなかった。
そして、ある1本の電話と出会いが、俺の運命を変えることになる。
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