■ ノリヲ・メモ ステータス(1)出発時

『ノリヲ 肉体:41/41 精神:49/49』

 『器用:9(■)』

 『筋力:10』

 『敏捷:10』

 『頑丈:12』

 『知力:11』

 『魅力:11』

 『知覚:12(+)』

 『幸運:13』

 『天啓:【秘■共感】』

 『刻印:■<地球人><オウコク宮廷>』

 『階位:白5』


 器用のとこの(■)は、魔力酔いの(-----)に海苔を貼ったもの。

 知覚の(+)は、特にどこかの神の使徒になったわけじゃないけどついている。理由はよくわからない。

 天啓の【秘密共感】の密に海苔が貼られているのや、刻印のとこの海苔も俺が魔力身分証を入手した段階からあったし内容もよくわからないが、王宮ギルドに参加した以上、ステータスは見られてしまうものという前提で行動するほうが良い気がする。

 なので現状では剥がさないままにしておく。

 というか、この海苔を使う能力って、天啓とは違うものなのかな?

 天啓を使用するときは精神を消費するものらしいが、海苔を貼ったり剥がしたりするときって精神を消費しないんだよね。



『チョウヒ 肉体:40/40 精神:50/50』

 『器用:11』

 『筋力:8』

 『敏捷:10』

 『頑丈:11』

 『知力:12』

 『魅力:16』

 『知覚:12』

 『幸運:10(--)』

 『天啓:【■力鑑定】』

 『刻印:』

 『刻印:<オウコク><冒険者><銀行>』

 『階位:白6』


 チョウヒさんの天啓は【全力鑑定】らしい。全力で集中するとパーティを組まずとも能力値が見えるようだ。

 ただ、俺から見て海苔に隠れている全力の「全」は、俺の天啓の秘密の「密」同様、どうも俺以外には見えているようで、なぜ隠れているのかなんかも今後調べて行きたいところ。



『ダット 肉体:48/48 精神:47/47』

 『器用:14(+)』

 『筋力:11』

 『敏捷:13』

 『頑丈:10』

 『知力:11』

 『魅力:13』

 『知覚:14』

 『幸運:9』

 『天啓:【戦竜操縦】』

 『刻印:<オウコク><ウェントゥスの使徒><冒険者>』

 『階位:青2、緑1』


 素早くて器用なダット。健気ないい子だが、身体能力では俺より上だ。

 しかしオウコク王国の庶民は皆、魔術階位を所持しているんだな。



『ニッ 肉体:125/125 精神:46/46』

 『器用:17』

 『筋力:42』

 『敏捷:21』

 『頑丈:45』

 『知力:8』

 『魅力:15』

 『知覚:13』

 『幸運:10』

 『天啓:』

 『刻印:』

 『階位:』


 ニッさんをパーティに加えたら、能力値が見えるようになった。すげぇ。肉体能力値の高さよ。

 それにしてもゴルゴサウルスは天啓を持たないんだな。

 ゲンチでは天啓を持たない人は居ないって聞いたけど、他の生物には天啓持ちいるのかな。

 でも天啓は解釈次第ってことだから、ゲンチ語を解する知能がないとダメってことだよね。

 というか、恐竜の知力8とか魅力15って、勝手に地味に圧を感じる。俺なんてどっちも11だから。

 ペットと個別パーティを組む人がいたとして、自分の飼い犬とか飼い猫より知力が低かったりしたらショックだろうな。



『モーパッ 肉体:63/63 精神:42/42』

 『器用:7』

 『筋力:21(+)』

 『敏捷:15』

 『頑丈:20』

 『知力:8』

 『魅力:14』

 『知覚:7』

 『幸運:13』

 『天啓:【筋肉収斂】』

 『刻印:<オウコク><イグニスの使徒><冒険者><銀行>』

 『階位:赤5、青1■』


 階位に貼った海苔は『、藍2』を隠している。

 ニッさんの能力値を見た直後だと、低いように錯覚するが、人間の能力値は3~18の間に収まるのが普通らしいので、モーパッの能力値は凄まじい。

 もともと能力値が高かったところから人の限界を超えた鍛錬をしたらしく、モーパッいわく「筋力が20に達したとき、素手の攻撃力が一回りも二回りも上がったように感じた」とのこと。



『マリーローラン 肉体:58/58 精神:59/59』

 『器用:16』

 『筋力:15』

 『敏捷:13』

 『頑丈:14』

 『知力:15』

 『魅力:17』

 『知覚:13』

 『幸運:14(+)』

 『天啓:【夢見少女】』

 『刻印:<オウコク><コルの使徒><ニヤカー><冒険者><銀行>』

 『階位:藍6、緑4、青4、紫4』


 孤高姫のステータスは、まず二度見したよ。この能力値で19歳だってよ。オッサンな俺はショックです。

 チョウヒさんがこっそり解説してくれたけど、貴族というのはだいたい子供が少し大きくなると、身内だけでパーティー組んで魔物討伐に行き、経験を積ませて能力値を上げさせるんだって。そんな努力して庶民との差を広げていたとは知らなかった。

 あと、白魔術や藍魔術を覚えられるのも貴族だけというのが常識だそうだ。

 個別パーティが、俺とチョウヒさん、ダット、ニッさん、モーパッで一つ、孤高姫と二人きりのでもう一つ。

 そりゃパーティ組んだ仲間には魔力身分証が見えちゃうから色々バレちゃうものね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る