脳と運動

 人間は脳内身体表現を介して外界を認識しているといいます。

 感覚とは、光、音、機械的、化学的刺激など、要素的刺激を主観的に認める働きを言います。その機能や質、時間的経過の、弁別が行われる働きが知覚であり、更に、知覚を複数統合して概念や識別にまでいたることが認知です。感覚を、過去の記憶などから判断、弁別する働きです。

 感覚受容とは、入力された感覚がわかることです。動作を行うたきには感覚情報のみに依存するのではなく記憶に基づいたフィードフォワード機構を利用します。

 したがって「動きやすい」「わかりやすい」と思える運動を努力の少ない動作として繰り返し経験することにより、効率的な運動を記憶すると思われます。

 したがって、頸や体の立ち直り反応など、人間の自然で機能的な動きについて習熟し、応用することにより、痛みの生じない動きや、患部に負担のかからない動きの練習に役立つかもしれません。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る