03 詩 切り刻む箱
箱の中に入ってきたもの
なんであろうと切り刻む
固いものでも やわいものでも
可愛いものでも かっこよくても
とにかく何でも切り刻む
それが楽しい事だから
生まれてずっと 退屈だった
箱の世界は小さくて
中身は空洞 何もない
外から入ってくるでもなく
待っても 待っても同じ日々
刺激がないと飽き飽きして
心はぽっかり穴が開く
自分の形が分からなく
誰だったかも思い出せない
だから探して 探さなきゃ
色々考え とうとう見つけた
待っても 来ない そうならば
動けば 見つかる 色々が
毎日バラ色 満たされる
どんなものでも切り刻もう
それが日々に色を付ける
退屈なんて忘れてしまえる
刺激があるから 大丈夫
詩集 デンジャーボックス 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032
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