第4話 大きすぎる一歩
「すぅーはぁ〜……」
土から盛り上がった木の根の上で息を整え、冷静になり事態を把握する。
まず公園で休んでいた。
そこはまではおかしい所はない。
だが、気付いたらバカでかい木があったり、草がめちゃくちゃでかかったり、さらには【ゴブリン】らしき謎の生命体に追いかけられた。
「うん。ここ何処だよ」
いまさらすぎる疑問が出た。
明らかに地球ではあり得ない動植物がいる。
「異世界」
それが自分の中での妥当な結論だった。
残り少ないのコーラを飲み、心を落ち着かせどうするものかと思案する。
何もしないという選択肢はない。
とりあえず人か、意思疎通が出来る生命体に会いたいと、先程まで追いかけてきたアイツの顔を思い出し僅かに身震いする。
「行くか!」
声に出し恐怖を押し殺して立ち上がる。
行く方向は決めてないが取り敢えず自分の勘に従い草をかき分け道なき道を進む。
十分程たった時、草をかき分けた先に石のようなものが見えた。
気になり進んでみるとそこは
木のつたや苔がびっしりとついており
そこだけまるで
時間の流れが
違うかのような外見の
遺跡だった
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