後ろから……
「おはようございます」
私の後ろから声がして振り返った。
そこには中学生以下の男女が立っていた。
私は痩せて小さく幼い笑顔の二人に、
「おはようございます」
と、返事をした。
「今日は良い天気になりそうですね、お姉さんはこのあたりに住んでおられるのですか?」
おさげ髪で白いカッターシャツに紺色のパンツを履いている女の子はやせ細ってまるで何も食べていないようだった。
「そうね、あなたもお家は近いの? 見かけないわね」
「僕たちはここで……」
「そう、遊んでいるだけです」
女の子は少しだけ男の子よりも背が高かった。
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