第7話

               その日の夜


俺は山の中で野宿していた。


そこら辺に落ちていた木の枝を使って火を焚いてなんとか暖はとることができたが、魔物がまあまあの頻度で襲ってくる。


だが、そこまで強くないためすぐに倒すことができる。

しかも幸運なことにここら辺の魔物は食べることができ、美味しい。


特に、唐揚げにすると美味しいのだが、今はそんな機材もないため丸焼きにするしかない。だが、これはこれで美味しいのだ。塩辛くもなく丁度いい。

この魔物の素体での味がいい味を出している。


そんな食レポはともかく昨日から、五感が研ぎ澄まされている感じがする。

しかもとてつもなく。

だから、魔物が不意打ちに攻撃してきても対応することができる。


そして俺は村に向かいながら、森の中で探索をしているとあることに気づいた。

いつからかは分からないが、確実に尾行されている。


しかもずっと一定の距離を保っている。

教会の奴らかもしれないが、まだ定かではない。

とりあえずもう少し泳がせてみるか。


俺は、ナイフを手に取り寝ている時に襲われないか警戒しながら眠りについた。

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