第6話

俺は王国に向かうことにした。


今後の生活のためにも、とりあえず今持っている持ち物を確認しよう。


収納用亜空間袋の中には地図、ナイフ、食料それと少しの金貨が入った袋などの生活に必要なものは大体揃っている。


とりあえず俺は王国に向かうために馬車に乗ることにした。

馬車に乗るには村に行かなければならない。


だが、もう村には戻れない。

だから隣の村に行って馬車を雇うしかない。


俺は一番近くの村に行こうとしたが、ふと心配になった。

王国から騎士が俺の村に向かってきている可能性がある。

つまり、王国に近い方の村から馬車に乗ると鉢合わせる可能性があるのでは?


しょうがない、王国から離れている方の村に行こう。

少し村から離れているから、急ぐ必要がある。


そこまで行くには歩いていくしかない。

そういえば何かの声が聞こえてきてから力が満ち溢れている。

俺は、走っていくことにした。


ここから隣村までは歩いて2日はかかる。

だから、二日以内に着いたら早い方だろう。


俺は走り始めた。

誰かに見られていることにも気付かずに...


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