第3話 冒険者ギルド【シリウス】

「ついた!!ここが冒険者ギルド【シリウス】か!」




「こんにちわ~初めまして、この、ギルドシリウスで受付をやっています【ローリム】といいます! あなたは?」




「俺はルメリア・アルダンって言います」




「アルダン様ですね!! このギルドでは、主にクエスト受注・クエスト依頼などをすることができます、ほかにも奥にある掲示板には、クエストの内容やメンバーを募集をしているパーティーの紙が貼ってあり、条件が合えば募集しているパーティーに参加できますよ!」




「そうなんですか、実は俺、弱くて、ついさっき、前居たパーティーを追放されたから、新しいパーティーを探しているんですけど…」




「なるほど~新しくパーティーに入りたいわけですね、では前のパーティーでの役職を教えてください」




「前のパーティーでは剣士をやってました」




「剣士ですか、え~と今、剣士を募集しているパーティーは…ないですね」



 俺はこの言葉を聞いてガッカリした。




「そうですか…でも確かに剣士なんて俺以外にもいくらでもいますしね、ましてや、一度追放されているを俺をパーティーに入れるなんて…しょうがない切り替えてクエストでも行くか! ローリムさんクエスト行くにはどうしたらいいの?」




「まず、掲示板からクエストを選んでください!クエスト用紙に書かれているアルファベットは、クエストの難易度を表しています。クエストの難易度はAからFの6段階で、Fが一番難易度が低く、上がっていくにつれて難易度も上がっていき報酬も増えます」




「そうなのか、じゃあこの薬草集めの依頼、Fと書かれているからFランクのクエストって事だな!」




「そういうことです、なのでクエストは、絶対に自分のレベルに合わせて選んでくださいね♪」




「選んだら、クエスト用紙を私のところに持ってきていただければクエストは開始されます」 




「ただクエストを受注するにはこの冒険者ギルドに登録することが必要ですが、アリシア様はまだ登録されていないですよね?だとしたら初めにギルド登録をしましょう!ではまず、この用紙を名前と現在の役職を書いていただけますか?」



俺は紙を言われた通りに書き、ローリムに渡した




「はいっ! ありがとうございます、確認しました!」




「では最後にスキル鑑定をさせていただきます」




「スキル鑑定?」



「はい その名の通りアルダン様が持っているスキルをこの機械で調べさせていただきます」



ローリムは、小さな機械を取り出す




「ローリムちゃん、こいつ新入りか?」




 突然、後ろから声がした





「あっ! ゲルドさん そうなんです!今からこのアルダン様のスキル鑑定を…」




「なになに?」「どうした~おっスキル鑑定か、」俺の周りに冒険者が集まってきた…





「スキル鑑定か~懐かしいな~いわゆる最弱スキルしか持ってなかったときの絶望感…思い出すだけで悲しくなってくるぜ~」


 



「では、この椅子に座った後に、こちらの機械に手で触れてください」


 椅子に座ってから、機械に手を触れた。





「こうか?」



 みんなスキル鑑定を一度は経験したことがある様子だ…



そんな経験者たちの会話を気にしつつも、俺は、怪しげな機械に手を触れた。



すると、いきなり魔法陣が現れ俺の周りを回っている



そしてさっき書いた登録用紙に俺のスキルが印字されていく。程なくして、魔法陣が消えた





どうやらスキル鑑定が終わったらしい





ローリアが確認すると驚いた顔をして



「アリシア様…あなた、本当に追放されたんですか?だとしたらそのパーティー…」




「なぜそんなこと聞いてくるんだ?それならさっき話したろ…俺が弱くて追放されたんだ」




「あなた、自分のスキル見てください!!」





そう言われ俺の、スキルが印字された登録用紙をローリムに渡された


 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 名前: ルメリア・アルダン        



 年齢: 18歳



 役職: 剣士



 所有スキル


 ・空間操作            


 ・炎操作             


 ・水操作             


 ・身体強化                    


 ・(思考・判断・移動)加速    


 ・回復魔法            


 ・バリア    


 ・物収納           



 EXTRA SKILL


 ・魔法妨害  


 ・創造  


 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――





「おいおい…こいつはヤバいぞ…」「マジかよ…」「もしかして最強の勇者になるお方じゃ…」



周囲の人間がざわつき始めた





「俺のスキルって何かすごいのか」





「あんた、アルダンって言ったか?」



 先ほどの冒険者エギルが聞いてきた




「今どこのパーティーに、所属している?」




「あぁ 俺はついさっき勇者パーティーに追放された、だから今はどこにも…」




なにー!!!???




冒険者たちが口をそろえて驚いた



「えっ こいつが追放されるの…」




「こいつ追放するとか馬鹿すぎるだそのパーティー」




「ありえねぇ」




だたこんなレアスキル持ち、信じろって言ったって信じられねぇなぁ…何か実演してくれよ


エギルが言った言葉に冒険者たちは反応した





「そうだそうだ!!」




「確かにこんなスキル持ってる奴、やつ見たことないしな」




次第に冒険者の声は大きくなっていった




「ってことでアルダン、悪いんだがお前の創作スキルでう〇こを作ってくれ」




「はぁ?何言ってんだお前」




「もしかしてできないんですかぁ~」


 イラっ




「しょうがないなぁ~」




 俺は大きくため息を吐き、重い腰を上げてSKILLを発動させる。すると俺の手が発光し、EXTRASKILL{創作}によって、渾身のう〇こが作られた。




「なにっ!!金色のう〇こ…だとっ」


 それは、色・形・重さ・バランス、全てにおいて完璧で美しい綺麗なう〇こだった





うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおお!!


 この場にいた全ての冒険者が絶叫した





「男って本当にくだらないわね」とローリムが呆れ顔で言う



男たちがこの様子なので、否定することはできない




「やっぱこいつは本物だ!!エクストラスキルでこうも完璧な、しかもただのう〇こではなく、金のう〇こを作るとは…」




「凄い!色・形・重さ・バランス、全てにおいて完璧な金のう〇こだ! 素晴らしい!」




「美しい…最高の芸術作品だ!!金のう〇こでこんなにも感動する日が来るとは…是非僕に譲って欲しい!」




そんなくだらない会話を見ているとローリムが改まった顔をして俺に近づいてきた。





「ルメリア・アルダン様 あなたは間違えなく、最強の勇者になるべき人間です あなたなら国家剣士になるどころか魔王を倒すことができるでしょう その資格があなた、アルダン様にはあります どうかこの世界での勇者になっていただけますか?」





「こうしちゃいられねぇ! 新たな勇者が現れたなら今日はこいつの歓迎会だ!! 野郎ども、この街中の食べ物と酒を急いでをかき集めるぞ!」




おぉぉぉぉぉ!!!!





エギルの掛け声で冒険者達が動き始めた






2時間後···



「おっしゃーお前ら準備はいいか?」


「おう」「いいぜ」 「はやくしろよ~」




冒険者達も準備はいいようだ




「かんぱぁぁい」




一同 (かんぱぁぁい)





俺のギルド歓迎会という、楽しい時間はあっという間に過ぎていった···






あとがき!!

皆様のおかげで

400フォロー6000PVを達成しました!!

本当にありがとうございますm(_ _)m

初めての作品がここまで見てもらえると思っていなかったのでちょっとビックリしてます笑

次の第4話は11/7日曜日に更新する予定です!!

是非、第4話も見てくれると有り難いです!!

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