ジャスティス・ファントム

カズズ

荒ぶる正義

 大地さえ抉りそうな程に激しい雨の中、俺は今夜の標的が家の中に入るのを少し離れた道路脇から確認していた。

 あの女、今しがた、のうのうと一軒家の中へ入って行った彼女は、紛れもない罪人だ、自らの都合で法を破り、秩序を乱す悪党だ。

 女が扉を閉めるのを遠目で見計らい、俺も即座に玄関口へ接近する。

 扉には鍵が掛かっているが、俺には関係ない、俺は扉を超え、女の脳天に持っていた得物を振り下ろした。

 骨を抉る感触が腕に響く、その瞬間、女は糸が切れたかのように倒れ込んでしまった。

 静寂の中で俺は、ふと乾いた笑いを吐き出す。

「…フッ…ハッ、ハハハ、ハハハハハ」

「どいつもこいつも、正義を持たない屑ばかり…死んで当然だ、そんな奴ら」

 世の中狂っている、みな法や規範を忘れ、自分の利益しか顧みないような人間ばかりだ。

 俺には大義がある、こいつらとは違う。

 違う…違うんだ。

「正しくない奴、正義の無い奴なんて、みんな、みんな…」

『そうだよ、ヨシヒト』

 後ろから誰かが、俺に向かって語りかける。

 姉さんだ、姉さんの声だ、姉さんは、俺が困った時、いつも優しく、俺を受け止めてくれるんだ。

『貴方は頑張ってる、おかしいのは、この世界の方だよ』

 そうだ、そうなんだよ、みんな間違ってる、だから俺が、俺こそが、変えなきゃいけないんだ、世の中を。

『ヨシヒトは…凄いね、世界を変える為に頑張ってて、私だったら、きっと…』

 俺は振り返らないまま、いつも通りに、いつも通りの返答を返す。

「当たり前だろ、姉さん、だって俺は…」

——————————————————

「ヒーローだからな」

「「………………はあ?」」

 まだ湿気が残る中庭の隅で、俺が自らの行動原理を明かした瞬間、目の前の男女は、何を言っているのかよく分からないといった表情に変わった。

「イインチョーさあ…、いま何歳だっけ?」

「ん?…十六だ、同級生なんだからそれぐらい分かるだろう」

「へぇ〜…それでヒーローねえ…」

男がどこか納得した素振りを見せると、今度は女の方が俺に異議を唱え始める。

「ねえ、もう帰っていい?どーでもいーでしょ、タバコくらい」

 何なんだこいつらは…調子に乗りやがって、俺は女に反論する。

「ふざけんなよ…!どうでも良くねえよ、口を慎め!女ァ!」

「あのさあ、イインチョー」

 ええい、俺は女の方と話してるっていうのに…割り込むなよこの野郎。俺がそう言うより早く、男は言葉を続ける。

「君の言うヒーローってのは、そんな風に高圧的な態度で人を怒鳴りつけるのが趣味の奴のこと?」

「……、何だと?」

「ハァー…、別に?夢が有るのは良い事だけどさ、ヒーロー名乗るからにはそれに相応しい態度もあるんじゃない?ってこと。じゃあね」

 男がそう言うと、女は持っていたタバコを傍らの水たまりへと投げ捨てる。

「アッ!おい!捨てるな!まだ話は終わってないぞ!」

「ヒーローなんでしょー?片付けといてよ、そのくらい」

「ふざけんなよテメェら!オイ!止まれ!オイ!オーーーイ!」

 連中は俺の怒号を意にも介さず、校舎の方向へと立ち去っていった。

「あいつら…!」

 けがれた精神、薄いモラル、ねじ曲がった性根…、あの二人も粛清対象だな…。

 そんな事を考えながら、女の捨てたタバコの所へ歩いて行く。

俺は水たまりに靴のつま先を着けると、足元の水分を浮かばせ、中に入ったタバコを回収する。

 英雄である俺に、天から与えられたギフト…、そう、いわゆる超能力があるからこそ出来る芸当だ。

 この世界には、科学では説明できない能力を持った人間が存在する、俺もその一人だ。

 他でもない自分に力が与えられた事、俺はこれに何か運命的な物があると考えている。俺には大義があり、それを成すだけの力を得た、即ちこれは宿命なのだ。運命が、俺に英雄になれと言っているも同然だ。その俺をまるで小間使いの様に扱いやがって…。

 そう思案し、校舎へ戻ろうとする俺に、横から声を掛ける者がいた。

「あれ、ヨシヒト君、大丈夫だった?」

 俺はこの女の事を知っている。なぜなら俺と同じく学級委員長に任命された人間だからだ。名前は確か…フユノ、だったか。

「ん、ああ、まあな、大した事ねえよ。俺にとっちゃ、非行に走る奴を正してやるのは当然の事だからな」

「ふふっ、それは良かった、でも気を付けてね、最近何かと物騒だし」

「物騒?…なんだ、また何か問題を起こしてる奴が?」

 俺がそう問いかけると、フユノは答えにくそうな顔で喋り出す。

「アレ?誰かから聞いてない?…実はね、昨日の夜、近所で女の人が…」

 俺はまるで、何も知らないかの様に答えを待つ、その先の言葉は、もう分かっている筈なのに。

「殺されたんだって」

「………そうか、そりゃ物騒だな」

「なんでも犯人は超能力者の可能性が高いとかって、テレビでも言っててさ、最近多いよね、そういうの」

 フユノは暗い顔で呟く。

 俺はそれに、どう返せば良かったのだろうか。そんな思いをよぎらせながら、あっという間に時間は過ぎていった。

——————————————————

 夕焼けが深い赤に染まる頃、俺たちは二人、帰り道を歩いていた。

 沈みゆく太陽を見つめながら、俺はふと考える。

 俺は自分がしたい事を、するべき事をしている、だというのに、この悪寒はなんだ?粛清を行う度に、何か暗く、湿った物が背中を這う感覚がある。

「ねえヨシヒト君」

 隣を歩くフユノが、俺の顔を覗き込む様にして話しかける。

「ヨシヒト君はさ、なんでそんなにヒーローになりたいの?」

 なぜ、か、当然の疑問だ、どうして俺はこんなにもヒーローに執着している?俺は、どうして。

「…それは…」

 俺が返事を返そうとしたその時、突然、小鳥を捻り潰した様な叫び声がどこかから響く。

 何だ?何が起こった?事故か?いや事件か?

 いや、何だって良い、俺は無意識に悲鳴が上がった方向へ走り出していた。

「えっ!?ヨシヒト君!?ちょっ…ちょっと待ってよ!」

 後ろから聞こえる声が遠ざかっていく。だがこのチャンスを逃す訳にはいかない。

 ひょっとしたら、ようやく、ようやく、現れてくれたんじゃないか?ヒーローになれる、俺をヒーローにしてくれる、何よりも願ってやまなかった、そんな、最高の———

「やめろ悪党ッ!」

 そこに居たのは、昼間の軽薄な男、それに…男と共に居た筈の女の、干からびた姿だった。

「…チッ、君がうるさくするから余計なのが来ちゃったじゃん、あーあ、面倒だなあ」

 男は俺の事など意に返さず、ピクリとも動かない女の方に語りかける。状況は分からないが、どうやら今の惨劇は、この男が招いた物の様だった。

「なっ…なにこれ…!これ…貴方が…!貴方がやったんですか…!?」

 追い付いたフユノが、骨と皮だけの状態で地面に伏している女を指差し、男を問いただす。

「んー?そうだって言ったら?一体何を…」

「オラァ!」

 俺は答えが来るよりも早く、足元の水分を男の頭に目掛けて放つ。

「グァッ!」

 放たれた水は運良く、いや運悪く男の顔をかすめ、頬から吹き出す血と共に体勢を崩させる。

「何してる!行くぞ!」

「えっ!?あっ、うん!」

 俺は男が怯んだ隙にフユノの腕を取り、来た時とは真逆の方向へ駆け出していた。

 しばらく無我夢中で走った後、フユノはハッとした様子で口を開く。

「ヨシヒト君、けっ、警察、とにかく警察に…!」

「あ、ああ…そうだな、追い付かれるかもしれねえ、俺が後ろ見張るから、お前は先に…」

 話しながら、俺は周囲の水分を凶器の形に変える。

 しかしフユノはそれを見て驚きながらも疑問を呈する。

「ヨシヒト君…その刃物…どうやって出したの…?」

 俺に問いかけるその顔には、隠し切れない怯えが滲んでいた。

「…なんだよ、その顔は」

「え?」

 どうして、そんな目で俺を見る?そんな、まるで…まるで化け物でも見る様な目で。

「俺はッ、正義のッ!正義の為に戦ってるんだよ!それをお前は…お前はッ…!」

そうだ、俺は正義を成している。

しかし答えを聞いたフユノは、俺の意図とは裏腹に、何か信じられない物を見る様な表情へと変わっていく。

「えっ…?何…?どういう事…?何を…何をそんな…」

「"そんな"!?」

 俺は

「社会の!」

 手に持った得物で

「法と!」

 彼女の身体を

「秩序を!」

 何度も

「守る!」

 何度も

「それを!」

 切り裂いた

「そんなことだと!?」

 あとに残ったのは、血溜まりと、命の無い抜けがら一つ、それだけだった。

 まただ、誰も、誰も俺の事を理解してくれない。

 何故?何故?どうして?どうしてなんだ?

 俺はこんなにも正しいのに、こんなにも苦しんでいるのに。

 そうだ、俺はヒーローで。正義で。主人公で。

 なのに、なのに、なのに…!

「なんで…何で誰も認めてくれないんだよ…!」

『大丈夫だよ、ヨシヒト』

 背後の虚空がまた一つ、うつむく俺に優しく囁く。

『悩むことなんて無い、貴方は自分の正義をまっとうしてる』

『もしも、みんなが貴方の事を理解出来ないのなら———』

『それは…』

「そりゃ君がヒーローでもなんでも無いからでしょ」

「…………………は?」

 俺が振り向いた先に居たのは、姉さんではなく、先程退治したはずの男だった。

 男はうずくまる俺を見下しながら、得心がいったという風に語り出す。

「んー、なるほど?噂の同類が、まさか君だったとはね。ま、意外ではあるけど、別に驚きは無いかな、うん」

「なっ…これは…これは違う!」

「違う?何が違うっての?良い子振るなよ」

この殺人鬼、と。男はそう言って死体を一瞥する。

「あーあ、そんなにグチャグチャじゃあもう使えねーじゃん。もったいない、せっかく可愛い子だったのに」

「何だよ…!何が言いてえんだ…!お前は…!」

「ん?別に?何が言いたい訳でも無いけど…。ただまあ、ヒーローがどうだの言っておいて、陰ではこんな楽しい事してたなんて、イインチョーも人が悪いなあ…って」

 ふざけるな、一緒にするんじゃねえ、俺はテメエとは、テメエみたいな———

 そんな激情を胸に、俺は男へ反論する。

「ヒーローって…ヒーローってそういうもんだろ!?悪党がいて、ソイツを退治して…それでハッピーエンドになるんじゃねえのかよ!?」

「はあ?何それ?…じゃあ今君が殺した女の子が、その悪党だったって言うの?どう考えても違うでしょ…」

 男もまた、呆れた様子で反論する。

「君の言うストーリーが実現するのは、コミックやラノベの中だけの話で、現実にはそんな都合の良い悪党なんて存在しないよ、君だって薄々分かってるんじゃないの?」

「……黙れ……」

「わきまえなよ、フィクションとリアルは…」

「黙れ……!」

「違うんだから」

「黙れェッ!」

 俺は怒りのままに男へ襲いかかる、しかし地に伏したのは男では無く、俺の方だった。

「オイオイ、返事に困ったからっていきなり暴力かよ、あー怖い怖い」

 男はそう言って、俺をあざ笑う様にフッと一つ笑みをこぼす。

「なっ…!テメエッ!何をした!」

「何?…何ってそりゃあ…君がやったのと同じ、俗に言う超能力ってやつさ」

 そういうと男は腕から植物を生やす。茨に似たソレは、どうやら俺の足首を縛り付ける何かと同じ物のようだった。

 起き上がれぬ俺を見下しながら、男は言葉を続ける。

「君もさあ、殺したいと思ったんだろ?誰かを。だから力を得た、僕もそうだよ、君と変わんない」

「うるせえッ!違う!俺は…俺はッ…!」

「違わないよ、僕と君は同族さ、分かったら仲良くしようぜ、同じ穴のムジナどうし…ん?」

 男がそれ以上言葉を続ける事はなかった。なぜならば…。

 後ろから現れた人影に、突然殴り倒されたからだ。

 その影は、男が倒れたのを見ると身体の向きを変え、地べたに這いつくばる俺の頭を繰り返し踏みつける。

 薄暗い路地の中で微かに見えたその顔は、剥き出しの血と肉と、これ以上無いほどの憎悪で溢れていて、もはや人の物とは思えなかった。

「フッ…フユ…ノ…?」

 何故だ?さっき確かに、この手で殺した筈なのに。

 幾度となく続く暴行に俺がたまらず動きを止めると、フユノは俺の首元を掴んで締め上げる。

「よくも…!よくも…、私を…!殺す…!殺す!ブッ殺す!!!」

 頭から流れ出す生温かい感触と、薄れゆく意識の中、俺の脳裏に浮かんだのは、遠い日の情景だった。

 雨が降っていた、アレは酷く強い雨の日だった事を、覚えている。

 そうだ、忘れもしない、姉さんの命日だ。

 つい昨日まで、一緒に過ごしていた筈なのに。つい昨日まで、共に食事を取っていた筈なのに。

 そんな当たり前は、もはや影も形も無くしていた。

 葬儀には、沢山の人が来ていた、姉さんの同級生から、年に数回しか合わない親族まで、中には…警察の人も。

 姉を偲んで来てくれた筈の人々に向かって、俺は感情を吐露する。

「…あんたらがしっかりしてれば…姉ちゃんは死なずに済んだんじゃねえのかよ…」

 そんな事を言ったってどうしようも無い、それは理解していた。頭では理解したその現実を、俺は受け止めきれなかった。

「ふざけんな!この人殺しッ!」

「やめろッ!」

 幼い俺の言葉を遮り、頬をはたいたのは、他でもない父親だった。

「いいか、ヨシヒト!そんな事、冗談でも言うな!この人達だって、俺たちと気持ちは同じなんだよ!」

 父はそう言って、抑え切れない悲しみを押し殺しながら、俺を説き伏せる。

「わきまえろ、お前はそんな事を言える立場の人間じゃねえんだ、お前も俺も、いざという時、アイツのそばに居てやれなかった、ただの…ただのクソ野郎なんだからな」

————と。

 俺の記憶は、そこで途絶える。

 そうだ、あの頃から俺は、何も変わっちゃいない。自分の感情のまま周りに当たり散らし、駄々をこねる、ガキで、馬鹿で、クズで、クソ野郎のまんまだ。

 そんな奴に、世の中の何を変えられる?世界が狂っている、なんて。狂っているのは、俺の方じゃあ無いのか?

「———んなこと…んなこと俺が一番分かってんだよ!」

 吠える。

 そうだ、俺が戦うしか無いんだ。だって誰も、誰も助けてなんかくれないから。俺が、俺自身が、戦わなくっちゃいけないんだ。

 俺は腕にあらん限りの力を込め、フユノの脳天目掛けて凶器を振りかざす。

 どんな人間でも、頭を串刺しにされて立っていられる訳が無い。

 しかしフユノは、それでもその手を一切緩めず、万力の様に俺の喉を押し潰し続ける。

「アアアアアアアアッ!」

 叫んでいたのは俺か、フユノか。永遠にも思えたその時間は、感覚とは裏腹に、呆気なく終わりを告げた。

—————————————————————

「ハァ…ハァ…ハァ…」

 鼓動がやけに早く感じる。

 殺した、殺してしまった、罪の無い人間を、初めて。

 いや、違う、今までだってそうだったんだ。俺は英雄でも裁判官でも無い。どんな事情が有ろうと、法で裁かれていない以上、彼らはただの善良な一般市民でしかない。それを、俺は、俺は。

 息も絶え絶えに壁に寄りかかる俺に、どこかから声がかかる。

「いやあ、凄いね、あのままだったらマジで死んでたよ、助かった、ありがと、イインチョー」

 つい先程、フユノに倒された筈の男だった。

 男はまるで何事も無かったかの様に、平然とした態度で感謝の言葉を述べる。

「何だよ…お前、生きてたのか」

 見たところ、どうやら死んだフリをして逃亡の機会を探っていたらしい。全く、ずるい野郎だ。

 そんな俺の思いを見透かしたかの様に、男はバツが悪そうな返事をする。

「ハハ、そんなに睨まないでよ。僕だっていざとなったら加勢するつもりだったぜ?本気出してね」

「ふん…それだけ減らず口が叩けるなら…大丈夫そうだな」

 立ち去ろうとする俺を、男が引き止める。

「あー待って待って、君、そんなボロボロじゃまともに歩けないだろ、僕が治してあげるよ、ほら」

 そう言って男は駆け寄って、なぜか俺の腕を掴もうとする。

「…どういう事だ?お前、この怪我、治せるのか?」

「まあね、ま、君がそのままで良いってんなら、別に帰って貰っても構わないけど?」

 男が俺をからかうように笑う。確かにこのままではどちらにせよ、すぐに力尽きてしまうだろう。

「…フッ、まさか、助かるよ…」

 俺が袖をまくり、腕を差し出すと、その手首に親指の爪が突き刺された。軽い痛み、そして陶酔感が全身に伝わる。

「ねえ、イインチョー」

 男は問いかける、脈打つ俺の腕を、見つめたままに。

「気持ちいいだろ?るのって」

「………そうかもな」

 見上げた夜空は、星一つも見えない程、まるで俺たちを讃えるように、真っ黒に輝いていた。

 そして痛みも引いてきた頃合いで、俺は呟く。

「名前」

「ん?」

「名前だよ、お互い知らないだろ」

「あー、そうだね。んじゃ改めて自己紹介」

 男は真っ直ぐに俺を見つめながら、その名を語る。

「僕はユウキ、ハナユウさ」

「俺はヨシヒト、アマカワヨシヒトだ、…よろしく」

 そう言って俺たち二人は、一つの握手を交わす。

「ハハッ、そんじゃこれからは人殺し仲間って事で、よろしくね」

「…言っておくが、知り合いだからって無意味な殺人を許す訳じゃないからな」

「ええ?」

「お前がまた誰かを殺しそうなら、俺が真っ先に止めにいく」

 そうだ、何があったって、何も変わらない、変わっちゃいない。俺は改めて宣言する。

「だって、俺は…」

「ヒーローだから!…かな?」

 ユウキはそう言って、屈託の無い笑顔を見せる。

 やっぱり、コイツの事は好きになれそうも無いな。夜風に吹かれながら、俺はふと、そんな事を考えた。

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