3-2


 セレストによる恋愛講座、一日目。開講。

「どうして、お前たちまでここにいる?」

 ほんわかとしたみを浮かべてソファに座るパーシバルと、彼の膝の上にちょこんと乗っているユーフェミア。セレストは、一人と一ぴきげんなまなざしを向けた。

「まあまあ」

 パーシバルは片方の手をあげて小さくうなずく。お茶の用意をする侍女がいるため、ユーフェミアは言葉を話さずに本物の猫を演じている。

 ドリスが呼ばれたのはセレストの私室で、そこには一足先にパーシバルとユーフェミアがいた。

 きゅうきょ、追加でパーシバルのためのティーセットと、ユーフェミアには蒸留水を注いだ白磁の器が用意された。

 ローテーブルをはさんでドリスとセレストが向かい合って座り、二人の間を取り持つ位置にパーシバルとユーフェミアが座っている。

 侍女がお茶菓子を並べ終えて部屋を辞したのをかくにんして、ユーフェミアが口を開いた。

「わたくしたちのことはお気になさらず。空気と思っていただいて結構ですわ」

「空気って……」

 明らかにいやそうな表情を浮かべるセレストに、パーシバルとユーフェミアはほほみを絶やさない。

 彼らが胸中で「こんなおもしろそうなもの、のがせるわけがない(ですわ!)」とニヤニヤしていることについては、ドリスは知るよしもない。


(よくわからないけれど、ユーフェミア様もごいっしょできてうれしい……。パーシバル様のお膝の上でおくつろぎになるユーフェミア様、本当にお幸せそう……。甘えていらっしゃるところなど、とうとみがあふれているわ……あっ、いけない。今日はユーフェミア様ではなく、殿下とのお茶会だったわ)

 ドリスは視界に入るユーフェミアの姿に頰がゆるみそうになるのをこらえて、居住まいを正した。

「で、殿下。本日はご指導ごべんたつのほど、どうぞよろしくお願いいたします」

「あ……ああ」

 深々と頭を下げるドリスに、セレストがうなずく。

 一人と一匹が見守る中、呪いを解くための恋愛講座が幕を開けたのだった。

 五分後。

(……あれ? なんで二人とも何も話さないの?)

 パーシバルは眼鏡のふちを指先で上下させながら、この場を取り巻く異変に首をかしげた。

 セレストとドリスは、用意された紅茶に口をつけるでもなく、じっと向かい合っている。

 険しい顔をしたセレストと、無表情のドリス。

 はたから見ると、険悪なふんしか感じられない。ただのにらみ合いである。

きんちょうしているのかな。いや、それにしたって世間話のひとつくらいするよね? だんみたいに何気ない話題を……って、そういえば、普段はぼくばかりドリスと話してて、セレストは基本何も言ってないじゃないか……!)

 パーシバルは、ぎこちない動作でティーカップに手をばした。

 ――カチャン。

 ちんもくのせいで、カップに触れる小さな音さえも部屋じゅうにひびわたる。

 セレストとドリスはどうだにしない。

(気まずいよ! 息をするのも気をつかうよ!!)

 パーシバルは、たまらず視線を落としてユーフェミアと目を合わせた。

「……ま、まだ始まったばかりですわ」

 自分と同じように重苦しい雰囲気を感じ取ったのか、ユーフェミアの声は震えていた。

(き、きっと、セレストには何か考えがあるはず。ここで、ぼくたちが口を出すのはよくないよね。もう少し見守ろう……)

 パーシバルとユーフェミアがうなずき合った時だった。

 とつじょ、セレストが目の前のカップを持ち上げ、ぐいっとあおった。

 そのまま一気に紅茶を飲み干し、王太子らしからぬさわがしい音をたててカップを置いた。

「お前も飲め」


「は、はい……!」

 人を殺しそうな形相でにらみつけるセレストに、ドリスはあわててカップを手に取った。

(いやいやいや、男同士のしゅえんじゃないんだから! あと顔がこわいよ!!)

 思わず手で顔をおおいそうになるパーシバルをよそに、ドリスは健気にこくこくと紅茶を飲み干した。

(ありえない……女性に一気飲みさせるとか、絶対にありえない……!)

「うまいか?」

「は、はい……」

 空色のそうぼうを細めて問いかけるセレストと、無表情のままうなずくドリス。

 パーシバルとユーフェミアは、息をつめて二人の様子を見守り続ける。

「ドリス。恋愛について学ぶにあたって、今日はまず、俺たちのしんぼくを深めようと思う」

(…………は?)

 パーシバルのぎんぶち眼鏡がずり落ちた。

(親睦? 今さら? きみたち十年の付き合いだよね!?)

 パーシバルは口に出して言いたいのをぐっとこらえる。

「わかりました」

 なおにうなずくドリスの姿に、パーシバルは目をせた。

(いやいや、わかりましたじゃなくて。そこはっ込むところだから。普段は穿うがった目でセレストを見てるのに、こんな時に限ってどうして受け入れちゃうかなぁ……?)

 頭を抱えるパーシバルの膝の上で、ユーフェミアも身体をわなわなと震わせている。

「信じられませんわ……。お兄様が……あんなクソポンコツだったなんて。五歳児のほうが、もう少し気のいた会話をしますわよ……」

 セレストがドリス相手だとうまく立ち回れないことを知るパーシバルでさえ、あまりのさんじょうに言葉も出ないのだ。ユーフェミアの驚きと絶望は計り知れない。

 一人と一匹の精神的ろうに気づくはずもなく、セレストはおごそかに口を開いた。

「ドリス。お前は……恋をしたことがあるか?」

「恋をまったく知らないので、こうして殿下をたよっているのですが……」

 セレストの問いかけに、ドリスは困ったようにまゆじりを下げた。

(うわあ……ドリス困ってるじゃないか。バカなの? セレストはバカなのかな!?)

 パーシバルは眼鏡の位置を直しながら、呼吸をととのえた。

「そ、そうだな……人を好きになるのに、大切なものは何かわかるか?」

「知っていたら殿下に聞いていませんし……呪いはとっくに解けているかと」

「そうか……そうだな」

 セレストは深くうなずいた。

「恋をするには、まず相手のことを深く知る必要がある」

(ふう……ようやく本題に入れるのかな。長い前フリだった)

 パーシバルは、ほっと胸をなで下ろし、ぬるくなった紅茶に口をつけた。

「……好きな食べものは?」

「~~~~っ!」

 パーシバルは口に含んだ紅茶をき出しそうになり、必死にこらえた結果、むせた。

「あの……パーシバル様、だいじょうですか?」

「だ、大丈夫だよ……どうぞ続けて」

 心配そうに声をかけてくるドリスに微笑みかけながら、パーシバルはハンカチで口元を押さえた。

(今時、お見合いでもそんなこと聞かないだろ……!?)

 パーシバルは目元をひきつらせてセレストを見るが、当の本人はいたってしんけんな表情をしている。

 ドリスは口元に指先をえて、しばらく考えてから顔を上げた。

「ええと……好きな食べものは、黒スグリのタルトです」

「そうか」

 セレストは、なるほどとうなずいた。


「……好きな色は?」

「黒です」

「……好きな花は?」

「黒バラとか、黒アイリスとか、黒チューリップなど……」

「……好きな季節は?」

「冬です。合法的にひきこもれますので」

 セレストの問いに、ドリスは一つずつりちに回答する。

「……好きな宝石は?」

くろしんじゅ黒瑪瑙オニキスが好きです」

「……好きな本のジャンルは?」

じゅつぜんぱんと、げんそうかい小説でしょうか」

(これ……いつまで続くのかな? なんだろう……胃が痛くなってきた)

 人前ではけっして笑顔を絶やさないパーシバルから、いつしか微笑みが消えていた。

 その後も、セレストのドリスへの一問一答は続けられた。

 終わる頃には、パーシバルとユーフェミアの疲労は限界をえていた。



 その夜、ドリスは帳面に羽根ペンを走らせていた。

(恋愛の第一歩は、親睦を深めること)

 そう書き込んで、ふと首をかしげた。

(殿下はいろいろと質問をしてくださったけれど、本当に親睦は深まったのかしら……? わたしは、殿下のことを何も知らないままだわ)

 しばしの間、考え込む。

(明日は、わたしから殿下に質問してみようかしら。一方的に相手のことを知るよりは、おたがいを知ったほうがいい気がするわ)

 ドリスはペン先をインクにひたし、文字を綴りはじめた。

 一方のセレストはというと、机に書物を山と積んで読みふけっていた。

 王都の若い女性の間ではや行っているという恋愛小説である。

 口から砂糖がこぼれ落ちそうなほどにずかしい単語がずいしょに散りばめられており、セレストはぼうとうの数ページでせつしそうになった。

えろ……魔術書だと思って読み込むんだ……)

 今日は、ドリスについて今まで知らなかったことをたくさん聞くことができた。以前よりもきょが縮まった気がする。

 明日は、今読んでいる恋愛小説に沿って女性の喜びそうなシチュエーションを用意して、もっと心の距離を縮める予定である。

 セレストはる間も|惜(お》しんで、明け方近くまで読書にぼっとうした。


 恋愛講座、二日目。

「あ、あの。今日は、わたしから殿下に質問をさせてください」

 セレストの私室をおとずれたドリスは、開口一番にそう言った。

「恋愛について知るために、いくつか質問を考えてきました」

「あ、ああ……わかった」

 いつになく積極的な姿勢のドリスに、セレストは驚きながらもうなずいた。

 今日は、パーシバルとユーフェミアの姿はなかった。

 少し寂しいと思いつつ、ドリスはワンピースのポケットから帳面を取り出した。

「では……始めさせていただきます」

 セレストは、緊張したようなおもちでドリスを見つめ返した。

「殿下が女性にキスをしたいと思うしゅんかんは、どんな時ですか?」

「…………え?」

 セレストの目が点になった。

 沈黙が降りる。

「……すまない。質問の意図が見えないんだが」

「わたしなりに、いろいろと考えたのです。仮に恋をしたとしても、両おもいになるには相手の方に好いてもらう必要があると」

「な、なるほど……?」

 セレストは顎に手を当てて、金色の長いまつを伏せた。

「男性目線のご意見を殿下におうかがいしたいのです。女性にキスしたくなる瞬間、もしくは場面など教えていただけませんか?」

「ちょ、ちょっと待て……!」

「どうか……なさいましたか?」

 見ると、セレストの頰がほんのりと色づいていた。

「仮にも淑女が男に聞くことじゃない……はしたないぞ」

「でも、今こういうことを聞けるのは先生である殿下しかいないので……」

 どうしてセレストはこんなに困ったような顔をしているのだろう。

 ドリスがじっと見つめていると、セレストは紅茶を一口飲んで、息をき出した。

「……好きな相手のことを、いとしいと思った時だ」

 ほんのいっしゅん、セレストのまなざしがやわらかくなったように見えた。

「殿下は、その方とキスをしたのですか?」

「…………」

 セレストは顔をますます赤くして黙り込んでしまった。

「あの……もしかして、聞いてはいけませんでしたか?」

「だ、大丈夫だ……」

 あまり大丈夫そうには見えないのだけれど。もしかしたら本当に体調が悪いのかもしれない。

「殿下。ご気分がすぐれないのでしたら、お休みになっては……?」

「いや、ただ考え事をしていただけだ。どうしたらお前に両想いの相手が現れて、呪いが解けるか」

 こんなに顔色が悪くなるまで考えてくれているなんて。

「親身になって考えてくださって、ありがとうございます。ちなみに……殿下が女性の方を愛しいと思う瞬間は、どんな時ですか?」

「お前は俺を殺す気か……!」

「え?」

 セレストの言葉が聞き取れずに問い返したが、「いや、なんでもない」と言われた。

(殿下が愛しいと思う女性……どのような方なのかしら?)

 王宮じゅうの令嬢から好意を寄せられているセレストのことだから、きっと絶世の美女に違いない。

 ふいに、ドリスの脳裏にすらりと背の高い銀髪の令嬢の姿が浮かんだ。

(ロベリア様……)

 セレストの婚約者候補の公爵令嬢。

(なるほど……。王宮に来てから、お美しいご令嬢をたくさんお見かけしてきたけれど、ロベリア様のぼうと気品はほかの方と一線を画すものがあったわ……。さすが殿下、お目が高い……!)

 高貴で美しいロベリアからお友達になりたいと言われたことを思い出し、ドリスは心の中でひそかに幸せをみしめた。

(今度お目にかかったら、たくさんお話をさせていただきたい……)

 ドリスは、ほうっと息をついた。

「どうした?」

「い、いいえ! わたしの最しはユーフェミア様ですから! けっしてうわ

など……!」

 はっと我に返ったドリスは、思わず的はずれなことを口走ってしまった。

「なんの話だ」

 セレストは、おかしそうに笑った。

(あ、殿下が笑った……)


 セレストがドリスの前でくったくのない笑顔を見せるのは、子どもの頃以来だった。

(あの頃と同じ笑顔だわ……なつかしい)

 ドリスがじっとセレストの顔を見つめていると、貴重な笑顔がたちまちせる。

「なんだ?」

「あ、いえ……。笑ったお顔が、お可愛らしいなと……」

「……男に『可愛い』は禁句だぞ」

「えっ!? そうなのですか? すみません……勉強不足で」

 肩を縮こまらせたドリスだったが、すぐに顔を上げた。

「あの、殿下。異性から言われてうれしいことや、嫌だなと思うこと、もっと教えてくださいませんか?」

「……そう言われても、すぐには思いつかないな」

 セレストはくうに視線をさまよわせて考え込む。

「そこをなんとか……! 実践で失敗したくないのです……」

 ドリスは身を乗り出して問いかける。

 すると、セレストはドリスと目を合わせて、かたちのよいくちびるを開いた。

「好きな相手になら何を言われてもうれしいし、愛しいと思う」

「……そういうものなのですか?」

 ドリスが求めているのは、そういう答えではないのだけれど。

「お前は? 異性からどんなことを言われたらうれしいんだ?」

「え?」

 セレストに問いかけられて、ドリスはあいいろの目をまたたかせた。

「わからないです……。なにぶん、好きな方がいた経験がないので」

「可愛いとか、れいとか、言われたらうれしくないか?」

 ドリスは数秒の間、首をひねって考え込んだ。

「ユーフェミア様からお言葉をかけられたら、なんでもごほうだと思います」

「……そういうことじゃないんだが」

 セレストは、なんとも言えないような表情でため息をついた。


 恋愛講座、三日目。

 昨日は、あのあともドリスから思わぬ質問攻めにってしまったので、セレストは今日こそ、恋愛小説から仕入れた知識をじっせんに移そうと心に決めた。

 二人きりのデートである。

 景色のい場所で紅茶を飲みながら、他愛たわいのない話に花をかせ、シュガーポットに触れようとする瞬間に互いの手が重なる。


 そして、数秒の間見つめ合う。けっして視線をそらさないこと。

 いくらどんかんなドリスでも、熱く見つめられたら少しは自分のことを意識し出すはずだ。

「殿下。今日はどんなことをお勉強するのですか?」

 今日の待ち合わせ場所は、王宮の敷地内にあるカフェテラス。ドリスは可愛らしくこちらを見上げて尋ねた。

 春から初夏に移り変わる昼下がり、暖かな風がドリスの長いくろかみを優しく揺らす。

 暗がりを好むドリス本人は気づいていないが、うららかな日差しを浴びる彼女の髪は晴れた夜空のように深い青みを帯びて、とても美しい。つぶらな藍色の瞳は星を宿したようにきらきらとかがやいており、ずっと見つめていたくなる。

「そうだな……今朝は何を食べた?」

「今朝は、スコーンとハーブティーをいただきました。それから果物を少々」

「もっとたくさん食べないと、身体によくないぞ」

 ごくつうのことを言ったつもりなのに、ドリスは目をぱちくりとさせて、それから口元に手を当てて小さく笑った。

「殿下、なんだかお母様みたいです」

「お、おかしいか?」

「いいえ」

 ドリスは首を左右に振った。彼女の黒髪がかろやかにおどる。

 ここ数日、ドリスの笑顔を目にする場面が増えたような気がする。

 彼女の住まいを訪問した時は、虫でも見るような目つきで、にこりともしなかった。

 今は、ぎこちなさはあるものの、少しずつ笑顔を見せるようになった。

 二人で向き合って言葉を重ねている結果なのだろうか。

「殿下は、今朝は何をがったのですか?」

「俺は、今朝は……」

 セレストが言いかけたその時、ドリスの手がテーブル中央に置かれているシュガーポットに伸びた。

(今だ!)

 セレストは、当初の作戦どおり自分もタイミングを見計らって手を伸ばした。

 ドリスの雪のように白くきゃしゃな手に、自分の手が重なる。

「あ……」

 小さく声をあげたのはドリスだった。

 こちらに視線を向ける彼女に、セレストは熱い視線を注ぐ。

 ドリスが目を離せなくなるほどに熱く見つめる。けっして目をそらさずに。

「あの……殿下」

 ドリスは、切なげにいきらしてセレストに呼びかけた。

(どうだ。少しは意識する気になったか?)

 セレストはたしかな手応えを感じて、心の中でこぶしにぎった。

「も、申しわけございません……。畏れ多くも、殿下より先にお砂糖をいただこうなど百年早かったです……。ど、どうぞお先にお使いください……!」

 この時のセレストはまったく自覚がなかったが、必死になるあまり、他人には見せられないほどにおそろしい形相でドリスをにらみつけていたのだ。

 ドリスは、められた野ウサギのように涙目でかたを震わせていた。

 セレストの作戦は失敗に終わった。


 恋愛講座、四日目。

 前日の反省をふまえて、この日は肩の力をいてドリスと接することに決めた。

 王宮の図書館からドリスの好きそうな幻想怪奇小説を数冊借りてきたところ、彼女はとてもうれしそうに目を輝かせた。

 空想上のの化け物や、ゆうれいなどにまつわる不気味な話は、セレストにとって理解に苦しむところもあったが、自分の好きなものについて熱心に話すドリスの姿が、とても愛おしく思えた。

「今度は、殿下のお好きなものについてお話を聞かせてくださいね」

 わかぎわにドリスからそう言われて、セレストは頰がゆるむのをまんするのに必死だった。


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