人生が終わりかけの爺さんが異世界に転生!?で、無双する

ソウケイ先輩

第1話 人生やり直すことになってしまった。

あ〜。いいことや事件など、起こらんかの〜。

暇じゃ!暇じゃ!

おっと、わし(神谷 賢人)(カミタニ カナト)は89歳のじじーじゃ。

介護施設で残りの人生を送ってるんじゃ。

ちょうどお医者様にあなたの寿命は2年って言われたんじゃよ。とほほほ。

寿命言われるのがこんなにつらいんじゃな〜っておもたわい。と言うわけで、特にすることもなくベットの上で過ごしておる。退屈じゃ〜。

昔はこんなにゆっくりなんてできんかったぞ!

あ、言い忘れておったが、わしは一様武術の大会で優勝しまくっていた天才だったんじゃよ!

天才って言うなって?

自慢することがこれぐらいしかないんじゃよ。

許してくれ。

というわけで寂しい時を過ごしとる…

今の楽しみは隣の婆さんと世間話をすることかの〜。

まあ、この調子であと2年過ごすかの〜。


1ヶ月後


わしは今意識を失い、病院で治療を受けておる。

なんでかって?

知るわけないじゃろ!

意識を失う前はピンピンしとったわ!

急にしんどなったんや。

はぁ〜。わしはこのまま死ぬんかの〜?

あと2年っちゅうのは嘘やったんかいな。

お医者様も悪いこと言わはるわ。

こうしてる間もわしの意識は遠のいて行き、

わしは死んだ。



わしは死んだんじゃの〜。

…なんで死んだってわかるんじゃ?


というかここどこじゃ?

気が付くと目の前に広がるのは真っ白ななにもない空間だった。

ちょっと心配なので、とりあえず

「お〜い。誰かおらんかの〜。」

と言ってみた。

すると、どこからか、

「は〜い。ちょっと待つのじゃ。今いいとこなんじゃよ。」

などと返事が来たので、少し安心した。

だが、姿が見えんのじゃ。

どこ?などと、思っていたら目の前にわしと同じくらいの、いやわしよりも年を取ってそうなじいさんが、

「すまん。すまん。待たせたの〜。わしはこの世界の神じゃ。まあ、信じんだろうが。とりあえず、よろしく〜。」

「はい?」

ちょっとこのじいさん何いってんのじゃ?

わしは死んだときの夢でも見てるんじゃないのか?だからとりあえず目を閉じる。

「夢じゃないぞ?」

どうやらそのようだ。

仕方ない。このじいさんの言うことを聞くことにしよう。

「はじめまして。わしは神谷賢人じゃ。そこの神様や、なぜわしはここにいるんじゃ?」

「よくぞ聞いてくれた。実はの〜。怒らんでくれよ。わしの部下の死神がな、間違えてそなたを死なせてしもたんじゃ。寿命はあと2年残っていたのに。あの野郎、わしの言うことを聞いていればこんなことにならなかったのに。おっと、すまん。愚痴がでてしもたわい。というわけで、勝手にそなたを殺してしもたんや。本来なら2年後に会うはずなんじゃがな。こんなことが起こったことが今まで無かっての〜。本来こんなことになったらあかんのじゃがな。て訳で、そなたに聞きたいんじゃ。死ぬ前に戻って2年過ごすか、違う世界に転生し、生きるか。それともこのまま死ぬか。どれにする?」

…は?急にそんなこと言われてもな〜。

このまま死ぬのは嫌じゃな。

かと言って元の世界でもやることないからの〜。

よし。

「じゃあ、違う世界に転生で。」

「ほほ〜。元の世界にやり残したことはないんか?」

「ないんじゃよ。それが。」

「わかった。じゃあ異世界に転生することにしよう。」

「質問なんじゃが、異世界に転生した場合、わしの記憶は消えるのか?」

「ん?残してて欲しいのか?」

「できるのならしてほしいの〜」

「わかった!記憶をのこしてやろう〜。」

この神様もしかして、チョロい?なら、ばあさんが異世界に転生することになったら、チート能力がもらえるとか意味のわからないことを言っておったが、もらえるのかの〜?

まず、チートってなんじゃ?

まあ、いいか。とりあえず、

「異世界って、どんなところじゃ?」

「魔法とか、剣を使ったりしとるよ。魔物っちゅう生きもんもおる。」

魔物?へ〜。動物みたいなやつね。ばあさんが言っとったな。ばあさんの知識がここで役立つとは。人の話は聞いておくとが1番じゃの〜。

それなら、

「そうなんじゃ。わしは魔法とやらはできるのか?」

「やりたいのか?」

「はい!是非お願いします。神様。」

久しぶりにこんな丁寧な言い方したわ。

「いいじゃろう。なら、わしの力を貸そうじゃないか。大体のことはできるじゃろう。何かあったらすぐ連絡できるじゃろうしね。まあ、別に困ることないしいいんじゃよ〜。」

「ありがとうございます。」

まあ、とりあえず、普通に生活したいの〜。

「そろそろ異世界に転生しても良いか?」

「はい。あ、ちょっと待ってくれ。体はどうなるんじゃ?」

これは大事なことじゃよな?うん。

「体か?子供から始めることになっておる。ただ、記憶は残るようにする。じゃあ、送るぞ」

と言ったとたん、意識が飛んだ。



気がつくとそこには、とっても美人な女性と

え?どこの俳優じゃ!と思うぐらいのイケメンがいた。

何かしゃべっているようなので、よく聞いてみると、カーナ!カーナ!と泣いていた。

だから、なんじゃ?と言ったつもりなんだが、

「あ~い!」

と言っていた。

そうじゃった!子供になってるんじゃ。

つまり、転生は成功したんじゃな。

あと、このじじーなしゃべり方はやめよう。

できるかの〜。

あ、してしもた。

…できるだけ意識しよう。

情報を整理しよう。

まず、僕は異世界に転生し、今カーナも言う名前になったということだ。

そして、まだしゃべれないということは、1歳ぐらいだな。

で、この泣いているイケメンと美女は僕の父と母ということか。

見るからに高級そうな服だし、貴族かな?


それから、僕はメイドの人?多分だけど、その人や、お医者様だと思われる人に世話をしてもらい、わかったことがある。

僕の父はテスターと言う名前で、母はメアリという名前で、この国の王様だということがわかった。

というか、王様の息子ってやばいじゃん。

まあ、いいか。

で、僕は王子ってことだ。

とりあえず、子供を演じることで精一杯だな。





はじめまして。小説書いたのはこれが初めてです。

優しい目で見てくださると嬉しいです。

色々わからないことが沢山あるので教えて下さい。

これから、できるときにアップしていこうと思います。

楽しんで読んでいただけると嬉しいです。

では、次の2話で!

ばいばい〜!




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