第5話 恋歌あれから⑤
「恋歌あれから⑤」
あれから僕は恋をした
君を忘れるそのために
何度も何度も恋をした
忘れられない君のため
あれから僕は考えた
恋を知るたび思うたび
頭をよぎる君のこと
結局すべてが君のこと
あらから僕は理解した
無くして初めてわかること
そばにいたのに気づかない
大切なことに気づかない
あれから私は泣いていた
どうしていいのかわからない
どうしてあなたがいないのか
わたしがどこか悪いのか
あれから私も恋をした
うそ偽りの恋をした
自分をだましてデートした
やっぱり心は隠せない
あらから私は考えた
あなたに会いたい会えるなら
あなたにそばにいて欲しい
絶対あなたにいて欲しい
東の空が白々と
街の明かりが消えていく
たくさんたくさん話したね
まだまだ話足りないね
君の寝顔がうでまくら
この感覚を覚えてる
君の匂いも覚えてる
右に寝る癖 変わらない
もうこれ以上迷わない
君が目覚めたその時に
君に思いを伝えよう
「今度は君を放さない」
寝顔スヤスヤ腕の中
思わず君を抱きしめる
目覚めに伝えるその言葉
ひそかにつぶやく独り言
「もう君を絶対に放さない。」
「・・・・・・うん。」
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