素直に面白い

私は逆行転生物が好きでよく読みます。
本作の主人公は、よくある成人男性の逆行転生物の成人ゆえの老成した雰囲気がある主人公とは違い。
その口調は、某協奏曲の信長さんの様な軽さがあり、
それでいて彼の方には無い知識や明確なビジョンがあり、
それを駆使して目標に邁進するその姿と、
それ故に主人公に心酔し、巻き込まれながらも支えて行く配下の方達の姿が
読む者に時に心地よく、時に悲しく、時に爽快感を与えてくれます。
また、本作の中にある
世に数多存在する様々な作品や
史実に基づく様々な逸話のオマージュは、
それに気づいた者にニヤニヤさせます。

とはいってもまぁ、人の好みは千差万別です。
中には下品なコテハンの方のレビューの様に気にかかる点も有るかもしれません。
そんな時は、
自分には合わないということで
何もせずに他の方の作品でもお読み下さい。
その方がその方にとっても有用だと思います。

ただし、私はお勧めします。