落としたパンツでラブコメなんてそんな馬鹿な事が

アキノリ@pokkey11.1

変態+トイレの行き方を知らない=付き合って下さい!?

さて皆の衆。

聞いて欲しい事がある。

市内の駅に通っている俺の話だが.....その何というか。

美少女のパンツを拾った。


唐突過ぎて、お前何言ってんの?頭おかしいの?、と思われるかもしれないが。

俺は至って.....真面目に言っている。

別の言葉で言い表すと下着だ。

苺柄の、だ。


「.....」


「.....返して下さい♡」


「.....お、おう」


何故こんなものが落ちているのか。

変質者が落としたものか、と思ったのだが。

かなりの美少女が落としていた。

変質者じゃ無い少女が、と思ったのだが。

悶えていた。


「.....その。返して下さいね。履いたばかりの.....パンツ」


「.....すまない。今もしかして.....」


「ノーパンです」


「.....」


俺は関わってはならないものに.....関わってしまった気がした。

つまりこの少女.....相当な変態である。

思いながら.....俺は真っ赤になってパンツを渡してから。

そのまま逃走した。

今居る場所から勢いよく、だ。


「あ!待って.....」


その言葉が聞こえたが。

俺は振り返らずそのまま走る。

それから実家に電車に乗って戻って来た。

勘弁してくれ.....何が起こっているのだ。

思いながら.....手を見る。


「.....脱ぎたて.....???」


あの少女。

確かにそう言った。

マジかよオイ.....、と思いながら俺は頭をガシガシする。

このままでは洗脳される。

変態に、だ。


「.....いかん.....落ち着け東。.....お前は長谷東(はせひがし)。落ち着け.....」


雑念を払いながら.....俺は制服をリビングで脱ぐ。

それからある事に気が付いた。

それは.....生徒手帳が無い事に、だ。


俺はビックリしながら顎に手を添える。

さっきの行動で落としてしまった.....のか!?、と思いながら。

俺は直ぐに駅に連絡したが。

駅員の反応は、いや?紛失物としては来てないですね、の範囲だった。

その反応に、そうですか、と反応して電話を切る。


そして再発行の手続きの為に紙を書きながら考えていると。

暫くしてから.....宅配便かインターフォンが鳴った。

俺は?を浮かべながら.....覗くと。

何故か変態少女が立っていた。


「.....こ、この少女は.....」


何故、住所を知っている!?

俺は驚きながら直ぐに玄関ドアを開けると。

直ぐに反応があった。

少女は手に.....俺の生徒手帳を握っている。

俺はビックリしながら.....それに注目していると。


「もう。さっさと行くなんて。ショックでしたよ。.....私にノーパンのコトを初めて聞いた童貞君♡」


「.....生徒手帳を返してくれるか。っていうか駅員に預けろよ!来るなよ!?何処に住んでいるの!?君なんなの!?」


「.....私。君に一目惚れ.....してしまって」


「.....!?」


「.....それは良いんですが私ですね。.....その。.....お手洗いを結構我慢しています。それで場所を貸していただけないでしょうか」


計画的な感じがするのは俺だけか。

思いながらも.....仕方がない、と思いながらトイレを貸そうとした。

すると少女は悶えながらも庭に行く。

俺は?を浮かべていると。

カバンを横に地面にスカートを捲って座った。


「ふう.....」


それから陰ながらに入ると。

ぶるるとシバリングして放尿を始め.....嘘だろおま!!!!!

俺は直ぐに割って入る。


何やってんだコイツ!!!!?

愕然としながら見る。

次いでに小便の音が鳴り響く。

そしてまたシバリングする。


「.....トイレを貸してなんて一言も言ってません。.....私はトイレなんて行った事ないんです。すいません」


「.....お前な.....信じられん.....」


女子ってあんな感じで.....。

下半身がヤバいんだが。

勘弁してくれよマジに.....と思いながら見ていると。

放尿が完了したのかブルっと震えてその場から立ち上がる。


何も出来なかった。

あまりの事に、である。

よく見ると.....パンツを履いてない.....!?


「.....お前.....!?どうなって.....」


「.....私、パンツなんてめんどいの履かないんです。.....トイレも外でと全部、家庭にそう教えられました」


「嘘だろお前.....普通の家ならぶっ飛ばされるぞマジに。いきなり.....」


「.....えへへ」


それから俺を見てくる変態の少女。

俺は冷や汗を流しながら.....水で洗浄する笑顔の少女を見た。

すると少女は、そう言えば名前を言ってませんでしたね。私は.....遠藤遠子(えんどうとおこ)です、と言ってきた。


「.....そうですか.....」


「ところで今日来た理由知ってます?」


「しらねぇよ.....何しに来たんだ」


「.....貴方を正式に彼氏にしようと思って.....私の聖水。.....おしっこする所もその目ではっきり見た事ですし。.....バラされたくなかったら彼氏になって下さい」


「.....お前!?」


「.....えへへ.....」


私は初めてなんです。

あんなに直ぐにパンツを拾ってくれた人は。

と笑顔を浮かべる.....遠藤.....。


今までもずっと落としてましたが、と言う。

俺はそのあまりの姿に.....何の反応も出来ずだったが。

変態少女に、断る、と話した。


「じゃあSNSでこの件をばらそうっと」


「おいおいおいおいおい!!!!!」


「じゃあ付き合って下さい♡」


「.....!」


桃色の髪の毛。

そして顔立ちは凛としながらも本当に可愛い少女。

そんな変態の少女に.....迫られている俺。


この少女が大量の小便をした後の場所を見てから。

俺は赤面で盛大に溜息を吐いた。

気が狂うんだが.....どうしたら良いのでしょうね.....。


fin

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